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小さくても写りは良好、パナソニックの動画カメラ「G100D」はスナップ機としても優秀だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/7 ページ)

» 2023年12月27日 07時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 これを装着して室内と屋外でポートレートを撮ってみた。明るい中望遠となると、人を撮りたくなるよね。なお、どちらもiA(インテリジェントオート)での撮影である。わたしは構図を決めてシャッターを押しただけだ。

室内らしい柔らかい光がいい感じに出てて、肌の階調もよし。安くて軽くてよく写るおすすめレンズなのだ(42.5mm 1/100秒 F1.7 ISO320)
半逆光で撮影。肌のハイライトからシャドウへの階調もよし。小さいけど画質はよいのだ(42.5mm 1/500秒 F2.0 ISO200)

 AFはコントラスト検出式。被写体検出に対応しているのは人物とその瞳だけで、昨今流行の鳥とか電車とか飛行機には未対応だ。

 その辺はさすがに最新技術投入というわけにはいかなかったか。コントラスト検出式なのでコンティニアスAFはあまり得意じゃない。

顔を検出すると瞳に十字線が出るのがLUMIX式

 ちなみに、顔の両側に緑色の弧が描かれているが、これは動画撮影用のもの。前モデルを受け継ぐNOKIAの「OZO Audio」を搭載しており、顔認識に連動してそちらの音を収録するトラッキングモードが働いている印だ。動画を撮ったとき、その方向の音をメインに拾ってくれるのである。

 ちなみに、内蔵マイク設定は5種類。トラッキングの他に背面の音をメインにするナレーション、逆にカメラの向こうの人の声を拾うフロント、全体の音を拾うサラウンドなどがある。

内蔵マイク設定。動画撮影時にこれが活躍する

 「OZO Audio」がVLOG向けカメラたる所以だ。この小さなボディだが外付けマイクにも対応している。

 では静止画の話に戻る。

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