米Googleは1月17日(現地時間)、欧州連合(EU)が3月7日に発効させるデジタル市場法(DMA)を順守するために、EU地域でのGoogle検索、Chrome、Androidに修正を加えると発表した。GoogleはEUにより、独占的なデジタルプラットフォームを運営する6社の「ゲートキーパー」の1社に選ばれている。
Android端末のセットアップ時に、デフォルトの検索エンジンとWebブラウザを選択する画面を表示する。PCやiOS端末の場合は、Chromeアプリでも表示される。
サンプル画像を見ると、Googleのアプリは検索エンジン選択リストでは上から3番目に、Webブラウザでは2番めに表示されている。
ショッピング関連のクエリに対する検索結果の表示方法を変更する。個別のメーカーや商品ではなく、価格比較サイトへのリンクを優先するテストを行っている。
また、フライト時間と価格を表示するGoogle Flights機能を削除する。
YouTube、Chrome、Google Playストアなど、Googleの一連のサービスで、広告や最適化の目的でGoogleがユーザーのデータを共有してもいいかどうか尋ねる同意バナーを表示する。
共有を拒否すると、一部の機能が制限されたり使用できなくなるため、この設定はいつでも変更できるようにしておくという。
Googleは発表文で、「DMAを支持する」が、この規則には「難しいトレードオフがあり、欧州のユーザーや企業にとっての選択肢を狭めることになるのを懸念している」と語った。
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