米Microsoftは1月31日(現地時間)、米Appleの空間コンピューティングヘッドセット「Apple Vision Pro」の米国での発売日である2月2日に、この端末版の「Microsoft 365」を公式アプリストアで提供すると発表した。 「Teams」「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「OneNote」「Loop」がApple Vision Proで利用可能になる。
Web会議アプリのTeamsでは、前日に発表された「Zoom」と同様に、Appleが開発したデジタルアバターの「Persona」として会議に参加できる。
ただし、3Dイマーシブミーティング機能「Mesh for Teams」をApple Vision Proで使えるようになるのは来年になる見込みだ。MRプラットフォームの「Microsoft Mesh」採用のこの機能は24日に正式版になり、米MetaのMRヘッドセット「Meta Quest」シリーズでは既に利用可能になっている。
チャットでは立体的で動く絵文字を利用でき、「チャットのやり取りがより表現力豊かで意味のあるものに」なるとしている。
PowerPointでは、カスタムイマーシブ環境を使うことで、聴衆を前にしているかのようなプレゼンの練習もできる。
もちろん「Microsoft 365 Copilot」も利用可能だ。音声でCopilotと会話しながら作業を支援してもらえる。
Apple Vision Proはまずは米国のみで2月2日に発売される。価格は256GBストレージで3499ドル(約51万8000円)から。512GB(3699ドル)、1TB(3899ドル)モデルもある。
アプリは専用のApp Storeからダウンロードする。Microsoft 365、Zoomの他、Disney+、Amazon Prime Video、TikTokなどが2日から利用可能になるが、Netflixや米GoogleのYouTubeは本稿執筆現在、まだ対応アプリを発表していない。これらのコンテンツはSafari経由で視聴することは可能だ。
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