米Googleは2月1日(現地時間)、Google DeepMindの生成AI画像モデル「Imagen 2」ベースの画像生成および編集ツール「ImageFX」をリリースしたと発表した。日本からはまだアクセスできないAI Test Ketchenで公開されている。
ImageFXは、米OpenAIの「DALL・E 3」や米Microsoftの「Designer」などと同様の、簡単なテキストプロンプト(今のところ英語のみ)を使って画像を生成するAIツール。
特徴は、「expressive chip」(表現力チップ)を使うユーザーインタフェース。生成された画像のバリエーションを選択することで、「創造物やアイデアの隣接する次元をすぐに試せる」。
例えばフォトリアルな女性の肖像を生成した後、「手描き」「抽象画風」「印象派風」などのチップを選択することでそれぞれのバリエーションに切り替えられる。
各社が提供する画像生成AIで、フォトリアルな人物画像の生成も可能になってきた。最近ではテイラー・スウィフトの偽画像がSNSで拡散され、問題になった。
Googleは、トレーニングデータの安全性に多大な投資を行い、暴力的、攻撃的、露骨なコンテンツなどの問題のある出力を制限するための技術的なガードレールを追加したほか、著名人の画像を生成できないようにするフィルターを適用して画像生成のリスクを軽減したと説明している。
また、ImageFXはImagen 2ベースなので、Google DeepMindの電子透かし「SynthID」が埋め込まれ、画像がAIで生成したものであることが分かるようになっている。
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