米Googleは10月12日(現地時間)、米国で5月に提供を開始し、日本でも8月から利用できるようになったGoogle検索の生成AI機能の初期テスト「Search Generative Experience」(SGE)に、2つの新機能を追加したと発表した。プロンプトで画像を生成する機能と、文書の下書きを生成する機能だ。まずは、米国で英語版のSGEにオプトインしているユーザーが利用可能になる(日本ではまだ使えない)。
画像生成機能は、米MicrosoftのBingチャットで3月から利用可能になっている機能とほぼ同じだ。Bingチャットは米OpenAIのDALL・E 3を採用しているが、SGEはGoogleのImagenを採用していると、Googleの広報担当者が米The Vergeに語った。
画像生成方法はBingチャットとほぼ同じ。Googleは「シェフの帽子をかぶって朝食を作っているカピバラの絵を描いて」というプロンプトを例として紹介した。SGEは最大4つまでの画像を提示する。いずれかをタップしてさらにプロンプトで編集することも可能だ。
SGEを通じて生成されたすべての画像には、AIが生成したことを示すラベルと透かしが含まれる。
米OpenAIのChatGPTなどで既に使える手紙や文書の生成がSGEでも可能になる。生成された文章に対し、長さの調整や文章の調子(カジュアルかフォーマルかなど)の変更を指示することもできる。
生成された下書きが気に入ったら、これをGoogleドキュメントあるいはGmailにエクスポートできる。
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