先述したSnipping Toolでは、スクリーンショットの画像に含まれるテキストを抽出するOCR機能が備わっていることも知っておきたい。同機能を活用することで、必要な情報をクリップボードへコピーできるほか、隠したい個人情報の塗り潰し処理などを素早く行えることもポイントだ。
具体的には、まずSnipping Toolでキャプチャーを行い、通知に表示される「スクリーンショットをクリップボードにコピーして保存しました。画像をマークアップして共有するには、ここを選択してください」という通知をクリックし、Snipping Toolのアプリ画面を起動する。
そして、ツールバーにあるテキスト認識のアイコンをクリック。「クイック編集」を選択すると、電話番号やメールアドレスなどがマスキング処理される。
コピー操作をしたデータが、「クリップボード」と呼ばれる領域に保存されることは、皆さんご存知の通りだろう。Windows 11では、標準機能としてこのクリップボードの履歴を表示できる。
必要な操作としては、まず「設定」の「システム」から「クリップボード」を選択し、「クリップボード履歴」がオンにしておこう。
そして、ショートカットキーとして[Win]+[V]キーを同時に押す。これでクリップボード履歴のウィンドウが起動する。同ウィンドウ上で、履歴に表示されているURLや画像データなどを指定することで、ペースト操作がより効率的に行えるはずだ。
なお、クリップボードの履歴に関して、「すべてクリア」「ピン留め」などの操作が行えることも重要だ。
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