Windows 11では「応答不可」(旧「集中モード」)機能を有効にすることで、煩わしい通知を表示させず、集中力をキープできる。
操作としては、画面右下の日付と時間が表示されている部分をクリックして通知センターを開き、右上にある「応答不可」のアイコン(ベルにzZが重なったもの)をクリックすればよい。
なお、続けて「通知設定」をクリックすると、設定画面が起動し、詳細なカスタマイズが可能だ。「応答不可を自動的にオンにする」や「優先通知を設定する」の欄から、自動で「応答不可」をオンにする条件を指定したり、「応答不可」が有効になっている状態でも通知を許可する例外を指定したりできる。
また、通知センターに表示される「カレンダー」にある「フォーカス」機能を使うことで、操作から指定した時間が経過するまで「応答不可」を有効にできるようになっている。
補足しておくと、同機能は元々「クロックアプリ」内の「フォーカスセッション」機能として提供されていたものだが、Windows 11 22H2でOS標準のカレンダーのUIに統合された形だ。
Windows 11では、「スマートフォン連携」機能を使うことで、Windows PCとスマートフォンとの連携が可能だ。スマートフォン側では「Windowsにリンク」アプリを用いる。
自力で情報検索をする際に混乱するといけないので変遷を補足しておくと、同機能に関するモバイルアプリは、元々Android向けに「スマホ同期」(米国では「Your Phone」)の名称で展開されていた。これが22年4月には「Windowsにリンク」(米国では「Phone Link」)の名称へ変わった。そして、翌23年4月にApp Storeでも同名の「Windowsにリンク」アプリが提供開始された。
必要な操作手順としては、「設定」から「Bluetoothとデバイス」を選び、「スマートフォン連携」を選択。同機能をオンにしよう。あとは画面指示に従って操作を行えばよい。大まかな流れとしては、スマートフォン側で、「Windowsにリンク」アプリをインストール・起動し、Windows PC側に表示されたQRコードを読み込むことでペアリングが実行される。
ペアリングが完了し、スマートフォン側でいくつかの項目へのアクセスを許可すると、Windowsの画面から、スマートフォンの着信やメッセージの履歴などを確認できるようになる。
本稿で紹介した全ての機能を活用する必要はないが、気になるものがあったのならば、ぜひ記事を読み返しながらお手元のWindows 11搭載PCにて試してみてほしい。
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