カラーは3月30日、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の放送50周年を記念する特別企画に、同社の庵野秀明代表が企画・プロデュースとして携わると発表した。庵野さんが発案した複数の書籍やイベント、展覧会などを予定している。
庵野さんはXで2023年に「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、自分の今の人生はなかったと思います」と投稿するなど、大のヤマトファンとしても知られる。東北新社によると、今回の企画も庵野さん自身の申し出によって実現したという。
出版企画として、1)「宇宙戦艦ヤマト2199」のコミカライズを担当する漫画家・むらかわみちおさんによる画集、2)宇宙戦艦ヤマト2199でメカニカルデザインを担当した玉盛順一朗さんのデザイン画集、3)「宇宙戦艦ヤマト1974全記録集【50周年記念版】」、4)現在進行中コミカライズ出版企画を進めているという。
いずれも庵野さんが企画・責任編集を担当し、50周年を迎える秋に刊行を予定している。3)と4)についてはカラーが発行・発売も行う。
イベントでは、テレビシリーズの記念上映イベント(10月6日予定)や、貴重な関連資料を集めた展示会「宇宙戦艦ヤマト展」(仮称)を企画中だ。展示会は日本各地を巡回するとしている。
宇宙戦艦ヤマトは1974年10月に放送を始め、翌75年3月30日まで続いた。今回の発表は放送終了からちょうど49年のタイミングで行った。
庵野さんは自社アカウント「カラー2号機」で宇宙戦艦ヤマトと出会った中学2年生当時の衝撃について語り、「改めて、49年前の今日が自分の人生が決まった時なのだなと感じます」と振り返る。その上で「『宇宙戦艦ヤマト』への恩返しを、この50周年を機にやれるだけやりたい、と思ってます」と意気込みを語った。
庵野氏がSlackフル活用、Confluenceには100GBの設定資料――「シン・エヴァ」制作支えたITシステム
「ちゃぶ台返しはしない」 シン・エヴァ制作進行が見た“マネジャー庵野秀明”の姿(後編)
「15人のはんこリレー」vs.「庵野秀明との対話」 JAXAからカラーに移った、とある新人制作進行の話(前編)
映画「シン・仮面ライダー」の評価が極端に分かれた理由、漫画家が分析
冒頭動画を見て衝動的に「シン・ウルトラマン」を見に行ったマンガ家が感じたことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR