そして、さらにもう1つのストレス──スマホの形状は普通のカメラほど撮影に適していない──という点を、オプションの「Photography-Kit」が軽減してくれます。Photography-Kitは、撮影グリップ(とフィルターアダプターのキット)のそれは、Photography-Kitがただのカメラグリップではないからです。
写真が撮れる/撮れないのストレスでもう1つあるのが、撮りたい時、さっと写真が撮れる状態にならないこと。それが、Xiaomi 14 Ultraなら1秒で撮影態勢に入れます。これはすごいです。しかも、どこに向けても昼でも夜でも、ワイドでもズームでもマクロでも撮れないということがない。これはホントにすごいことですよ。
そして、最後の仕上げはある意味、Xiaomiとライカの発明ともいえる“透かし”です。とにかく、Xiaomi 14 Ultraの写真での売りはライカの名前が入っていることです。どうせなら、これはドヤしたくなるというものです。だから、ライカの透かしを入れたくなります。そして、そうすると自然にその撮影時の画角、f値、シャッタースピード、ISO感度も情報として記載してくれます。
これが、後で写真を見直した際に、いい具合にカメラの勉強になるわけです。しかも、日々見ていくことになるので、じわじわと毎日復習を繰り返すことになっているわけです。
そして、今時の写真といえば、当然のようにあとからソフトウェアで画像処理をしますし、そもそもスマホとして動作がキビキビとしています。この圧倒的な処理能力の速さ。最新のSoCである「Snapdragon 8 Gen 3」は伊達じゃない! のです。
最後に、Xiaomiが今回のXiaomi 14 Ultraの発売に合わせて、若手クリエイターを支援する「Xiaomi U30 Photo Contest 2024」をいうフォトコンテストを開催しています。優秀作品は、そのまま首都圏主要駅のデジタル広告に採用されるというのも、なんともうまいやり方です。しかも応募者もうれしい。
ということで、普段スマホで写真を撮っていて、ああもう少し性能がよければ、もっと写真が撮れるのに! と思うことがある人。そんな人は迷わずXiaomi 14 Ultraいっちゃってください。
ただ、デジカメを買い替えるという感覚で買おうとすると、そこはまた違う話になってくると思います。先述したようにRAW現像で思い通りの写真に現像ソフトを使って仕上げようとするのは難しいという点、また当然ですが、自分がホントに必要な交換レンズを選ぶなんてこともできません。
つまり、用意されたものをはみ出して、さらに写真で何かを表現しようとすると、そこはまだまだデジカメの方がはるかに設定可能な領域が、ユーザーに委ねられている、ということです。この辺の判断は、この先SNSにどんどん投稿されるであろうXiaomi 14 Ultraで撮影された写真をSNSなどで確認してからでいいと思います。
なお、今回は動画性能については、あまり触れていませんが、動画撮影の際、適当にぶつぶつしゃべっていたら、「AI Audio」のおかげでナレーションでも入れたかのようになっていたのも、最高にびっくりしました。
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