分かってしまうと「撮影モードダイヤルなんて不要じゃん」って感じになるんだけど、慣れてない人はとまどうかも。そんなときは「AUTO」レバーを「AUTO」ポジションにするとフルオート(露出補正などは可能)になる。それが実に良いアイデアかと思う。
X-T50が従来のX-Tシリーズと大きく違うのは、左肩にあったドライブモードダイヤルがボタンになり、代わりに「フィルムシミュレーションダイヤル」が付いたこと。
最近の富士フイルムは、X Summitなどでやたら「フィルムシミュレーション」の話をするなあと思っていたけど、それがここに結実してるのか、って感じだ。
これだけでX-T50からのメッセージが分かるよね。これは、「いろんなフィルムシミュレーションを使って、いろんなテイストの写真を楽しもう」なのだ。
面白いことに、このダイヤルが付いてるだけで、フィルムシミュレーションをあれこれ切り替えて使いたくなるのだ。
X-T50のフィルムシミュレーションは細かなバリエーションを含むと全部で20個だが、ダイヤルに直接刻印されているのは8つ。
最初のSTD(Provia)、V(Vivid/Velbia)、S(Soft/Astia)の3つは初期からの基本フィルムシミュレーション。
その後は、人気の高いCC(クラシックChrome)、一番新しフィルムシミュレーションで常用してもOkなRA(REALA ACE)、続いてレトロ系のNC(クラシックネガ)、NN(ノスタルジックネガ)、そして、白黒のA(アクロス)だ。
FS1からFS3はカスタマイズできる。
そしてそれぞれのフィルムシミュレーションには詳細な解説がついているので参考にすべし。
ただ、ダイヤル1つでさっと選べるとなると、つい「こっちでも撮っておこう」と思って撮影枚数増えちゃうよね。
実際にどう違うのか、ダイヤルに用意されている8つで撮り比べてthumbnailを並べてみた。
青空や緑があると差がよくわかる。
渋くて古い感じを出したいときはクラシックネガがいい。
肌の感じも見たいよねってことで、次は人物を。
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