先週のアクセス1位は、アクションカメラ市場を切り開いた「GoPro」の“凋落”を解説するコラム記事だった。読者のみなさんからも「よくまとまっている」との評価をいただき、GoProの現状をよく知らなかった筆者は「そんなことになっていたのか!」と驚いた。
さて、ブラジルで8月末にXのサービスが停止して1カ月がたった。偽情報を拡散するアカウントの規制にXが応じなかったことなどから、ブラジルの最高裁が停止命令を出したことが停止の理由だ。
ブラジルでのXの停止は、一部のユーザーのメンタルに良い影響を与えているようだ。
現地メディア「veja」が報じた民間調査会社の調査によると、ブラジルのXユーザーの3人に1人が、サービス停止により「メンタルヘルスが改善したことに気付いた」と答えたという。
元ユーザーの76%は「再開されればXに戻る」と述べている一方で、15%は、再開されても「戻らない」と回答。7%は「停止に満足・安心した」と答えていたそうだ。
「Xは見ない方がメンタルにいいと分かっていても、見てしまう」。ある種の“依存状態”になっていた様子が見て取れる。
そんな自覚は筆者にもある。四六時中スマホを眺めてしまい、XやFacebookなどのSNSを見ては、タイムラインに現れた不愉快な情報に怒ってしまう。SNSには、メンタルをかき乱されることが少なくない。
最近はnoteやmixi、ブログも意識して見るようになった。同じSNSでも、タイトルがあり、長文がつづられるサービスは、時間も感情の流れも穏やかで、自分のペースが保てるように感じる。
もし日本でXが停止されれば、筆者も安心してしまうかもしれない。そんなことを言うぐらいなら、強い意思を持って自分からXをやめられればいいんだけど、なかなか、ねえ……。
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ブラジルのX停止でBlueskyが同国のApp Storeで首位に Threadsは2位Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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