ITmedia NEWS >
STUDIO PRO

小さくて廉価で動画もしっかり 富士フイルム「X-M5」は3つの顔を持つカメラだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/7 ページ)

» 2024年10月31日 17時12分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 操作系もシンプルだ。上面からチェックしよう。

左肩にフィルムシミュレーションダイヤル、右肩に撮影モードダイヤルとシャッター、Qボタン、後ろ電子ダイヤルと並ぶ。アクセサリシューの周りにある3つの穴はマイク

 撮影モードダイヤルは「AUTO」にしたままでいい。AUTOのままでも右肩の電子ダイヤルを回せば露出補正できるし、フィルムシミュレーションダイヤルも使えるのだ。

 ダイヤルには8つのフィルムシミュレーション+カスタマイズできるポジションが3つある。合計11個(FSポジションはデフォルトのもの)で撮ってみた。ちょいと撮影時の天候がイマイチだったので差が分かりにくいのは申し訳ない。

ダイヤルを回すと画面にこのように仮想ダイヤルが現れるので分かりやすい。ここでQを押すとそのフィルムシミュレーションの解説をしてくれる
11個のフィルムシミュレーション。思ったよりわかりづらくなってしまってもうしわけないが微妙に違うのだ

 もう1つ、AUTOモードの時は被写体検出AFも「オート」になる点に注目。

 これは人物の例だけど(風景+人物)と出てる、動物に向けると動物アイコンが、電車に向けると乗り物アイコンが表示される。被写体検出はオートなのだ(逆に、PASMの各モードにすると被写体検出オートは使えない)。

背面から。モニターはバリアングル式。モニターの右にスティックがあり、十字キーがないのは富士フイルムの特徴だ。スティックはもうちょっと上の方が使いやすかった気はする

 被写体を自動的に検出してそこにAFを合わせてくれるので細かいところはカメラにまかせて、フィルムシミュレーションと露出補正は自分でできるので、AUTOのままでOkなシーンはけっこう多い。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.