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小さくて廉価で動画もしっかり 富士フイルム「X-M5」は3つの顔を持つカメラだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/7 ページ)

» 2024年10月31日 17時12分 公開
[荻窪圭ITmedia]
PASMの各モードでは被写体検出対象を自分でセット。ちなみにこれはAI被写体検出をオフにして人物瞳認識をオンにした状態
絞り優先AEでポートレート。レンズはXF50mm。このレンズは手軽なポートレートにちょうどいい。フィルムシミュレーションはREALA ACE(50mm 1/150秒 F2.0 +0.3 ISO320)

 ちょっと面白かったのはケーブルレリーズに対応していること。シャッターボタンの真ん中にネジが切ってあるので試しにつないでみたら、ちゃんと動作しました。X-T5などでは昔から使えたけど、エントリー向けを標榜するX-M5でも生きているとはって感じ。

ちなみにケーブルレリーズを使えます。リモートシャッターはこれで

実はお手軽動画カメラとしてもめちゃ優秀なのだった

テーブル三脚にセットし、モニターをこちらに向けてVLOGモード中

 最初に、このカメラには3つの顔がある、てなことを書いたけど、3つめの顔はVLOGカメラ。

 富士フイルムが撮影モードダイヤルにVLOGポジションを付けたのはX-S20なのだけど、X-M5はX-S20以上に動画向きなのだ。

 EVFがなくてコンパクトだし、なんと長時間撮影用に冷却ファンも装着できる。

背面モニターを開くと、冷却ファン FAN-001をそう博するための端子とネジ穴が

 マイク端子も背面にあってモニターの開閉や角度調節に干渉しない。

背面の丸いキャップを外すとマイク端子が現れる

 スペックとしては6K/30fps、4Kなら60fpsまで対応。

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