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キヤノン「EOS R1」詳細レビュー プロ向けフラグシップ機は“さすがの性能”だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/8 ページ)

» 2024年11月02日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 というわけで、EOSからはR6 MarkIIとR5 MarkIIと今回のR1。さらに電子シャッターのみと思い切ったニコンのZ8の4つで同じ扇風機を撮ってみた。

直近のEOS3台と、ニコンのメカシャッターレス機Z8で比べてみた。明らかにZ8とR1の歪みが少ないのが分かる

 EOS R1は見事にR5 Mark IIより歪みが少なく、Z8と同様、歪みをほぼ感じない。

 メカシャッターも搭載しているので、普段は電子シャッターで、必要に応じてメカシャッターを使うという使い分けが可能だ。

 電子シャッターのため、連写は最高で秒40コマまでいける(メカシャッター時は場用12コマ)。RAWでの連写も可能だ。

ドライブモードのH+が秒40コマ、Hが秒30コマ(変更可能)だ

 せっかくなので、どのくらい実用的か試してみた。ターゲットはプロペラ機。レンズはRF 100-500mm。

EOS R1にRF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USMを装着。レンズは約1370gとスペックの割にコンパクトでなんとか手持ちでいけた

 離陸するところを高速連写した中の1枚である。被写体検出は乗り物優先AEにし、トラッキングAFで撮影。旅客機のフロント部をずっと捕捉し続けてくれた。

離陸するプロペラ機を電子シャッターをつかって連写した中の1枚。後ろに見えるのは味の素スタジアム。天候に恵まれなかったのが残念。露出はマニュアルで(100-500mm 500mm 1/4000秒 F7.1 ISO6400)

 歪みはほぼ感じない。電子シャッターはシャッタースピードも上げられるし高速連写も可能だし音もしないしシャッターによる微妙な振動もないのでこのクオリティならほぼ問題なく使えるだろう。

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