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キヤノン「EOS R1」詳細レビュー プロ向けフラグシップ機は“さすがの性能”だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/8 ページ)

» 2024年11月02日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 電子シャッターでの連写時は最大20コマ遡ってのプリ撮影もできるため瞬間を逃さない。

 また電子シャッター時は最高で1/64000秒まで上げられる。

 もちろんボディ内手ブレ補正搭載。中央部で約8段、周辺部でも約7.5段という。スローシャッター時に中央のブレは止まってるけど周辺部が……ってカメラが多い中、その辺もちゃんとフォローされている。

照明の光条を出すべくF8に絞ってシャッタースピード1秒で撮影。中央はピシッと、周辺部は中央部ほどではないけどほぼOk(24-70mm 24mm 1秒 F8 ISO6400)

 ISO感度は最高でISO102400だ。

 こちらはISO20000で撮った猫。室内で動きを止めて撮りたかったので1/500秒にして高感度上等で撮ったカット。

猫がおもちゃで遊んでいたのでシャッタースピードを上げて撮影。ISO感度はISO20000まで上がった(24-70mm 70mm 1/500秒 F2.8 ISO120000)

 ただISO30000以上だとちょっとディテールがあやしくなるかな。

 その場合はRAWで撮影しておいて、カメラ内RAW現像で「ニューラルネットワークノイズ低減」をかけるのがいい。高速シャッター+高感度なシーンでもRAWで連写して1枚選んでニューラルネットワークノイズ低減をかけられるってのはひと手間かかるけど、よいことかと思う。

大きくて見やすいファインダーと手に吸い付くようなグリップパターン

縦位置グリップを持って構えているの図

 ボディはEOS R3に近いが、いろいろとフラッグシップ機ならではの良さがある。

 質量は約1115g(バッテリーとカード1枚を含む)。それでもEOS-1D X Mark IIIの約1440gと比べるとかなり軽い。

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