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ソニー「α1 II」はさすがのフラッグシップ機だった 全部入り&快適操作の“プロ仕様”を堪能荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/8 ページ)

» 2024年12月28日 12時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 α1 IIは高画素ながらほぼ歪みが出てないのは素晴らしい。今回の作例はすべて電子シャッターで撮っているけれども、まず問題は感じなかった。さすがだ。

回転するミニ扇風機を電子シャッターの1/4000秒で撮影。積層型かどうかで大きな差が出るところだ

 そして画素数は約5010万画素とα9 IIIの2倍強あり、ISO感度も拡張ISO感度で最高ISO102400まで上げられる。

 感度別に比べてみると、確かに超高感度時の画質はα1 IIの方が上で、ディテールがより出ていた。高画素ながらα9 IIIより高感度なのだ。

 シャッタースピードは最高で1/32000秒、連写速度は電子シャッター時で最高秒30コマ。ここの数字はα9 IIIには及ばないが、十分に高速だ。

ありがちだけど、高速シャッターとなるとつい撮りたくなるよね(28-70mm 70mm 1/32000秒 F2.8 ISO2500)

 つまり、速さという点でのみα9 IIIに一歩譲るも、α9 IIIに比べて高画素で高感度に強いカメラなのである。

 と、ここで終わってもいいのだけど、実際にあれこれ使ってみてどうだったのか。

コンパクトながらグリップはしっかりしており、ホールドしやすい。手が小さい人にはちょっと大きく感じるかも

 前述した通り、ボディはα9 IIIと変わらない。縦位置グリップが別売りのためフラッグシップ機としては非常にコンパクトながら、グリップはしっかりしていて握りやすいし、ダイヤルやボタンの操作感もさすがフラッグシップ機で扱いやすいし、レスポンスもすごくいいので気持ちよく使える。

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