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ソニー「α1 II」はさすがのフラッグシップ機だった 全部入り&快適操作の“プロ仕様”を堪能荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/8 ページ)

» 2024年12月28日 12時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 高画素+速さ+AIというので、まずはその3つを体感できる被写体として鳥を選んでみた。使ったレンズは「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」。

100-400mm F4.5-5.6を装着したα1 II。これを手持ちで使ってみた

 AIを使った機能の筆頭は被写体検出AF。先代のα1から大きく進化した点であり、基本的にα9 IIIと同等であるが、あらたに認識対象として「AUTO」が搭載された。

 各被写体を自動で認識してくれる機能だ。α1よりもむしろ、α7Cシリーズなどエントリーからミドルクラスで歓迎されそうである。将来はそれらにも搭載されるのだろう。

被写体認識対象に「オート」が追加された。「人物」や「動物」、「昆虫」以外に「車/列車」と飛行機がある

 続いて連写系。ドライブモードは左肩のダイヤルで変更する。α9 IIIと同様、単写の次が超高速連写で徐々に連写速度が落ちていくという構成で、高速連写推しなのがよく分かる。

左肩にドライブモードダイヤルとフォーカスモードレバーがある

 高速連写の速度は4種類でそれぞれ速度を設定可能。電子シャッター時はプリ撮影にも対応し、0.03秒から1秒まで。0.1秒以下の細かい数値は人間のレリーズタイムラグをなくすために使えそう。

プリ撮影時間は0.03秒から1秒まで設定できる

 そしてあれこれ野鳥向きのセッティングにして撮影した時の画面が次の写真だ。連写速度はMID。被写体検出はオートでAF-ONボタンを押してAFを作動させている(ユリカモメの瞳が緑色で認識されている)状態だ。ユリカモメの左下には「プリ撮影中」を示すアイコンがあり、撮影中はこれが全部緑になる。

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