約2時間の滞在の後、その日の宿を予約してある滋賀県の彦根に向けて出発します。ただ、バッテリーは40%まで減っています。途中で充電の必要があります。TeslaナビでSCの場所を調べると、彦根までの道中において、神戸北SCと茨木SCの2つ選択肢が存在します。茨木SCはイオンモールの駐車場に設置されています。
夕刻のイオンモール駐車場やその周辺道路は混みそうな予感がするので、住宅街にある神戸北SCで遅い昼食がてら充電することにしました。コメダ珈琲店の駐車場の一角にSCが設置されています。北近畿豊岡自動車道、国道、舞鶴若狭道、中国道などを経由して神戸北SCを目指します。外気温は約13度です。
神戸北SCへはバッテリー残18%で16時20分に到着し、約40分かけて95%まで充電しました。意図して95%に設定したわけではなく、コメダ珈琲店で食事と休憩を済ませModel 3に戻ったら95%だったのでそこで充電をストップして出発したという流れです。
3年以上もModel 3に乗っていると残り95%あれば、明日の城跡巡りの予定をこなした上で、帰路、愛知県か静岡県のSCで充電すれば、横浜の自宅まで帰ることができると肌感覚で分かります。
午後5時過ぎにファミリーロッジ旅籠屋 彦根店を目指して出発しました。宿は滋賀県愛知郡にあるので、正確には彦根とは言えないような気もしますが、翌日の最初の訪問先である安土城跡に近いのでここを予約しました。
途中のSAで仮眠を取ったため、宿に到着したのは午後8時頃になっており、この日は約374kmを走り電費は、129Wh/km(7.75km/kWh)、バッテリー残量73%での到着です。ちなみに、全国チェーンである旅籠屋の中には、一泊500円で200V/16Aの普通充電に対応したところもありますが、彦根店にはその設備はありませんでした。
翌日は、外気温9度の中を朝8時に宿を出発し約12km先の安土城跡を目指します。バッテリーは73%で出発です。宿の駐車場では夜の間、セントリーモード(監視機能)をオンにしていました。ちょっと不可解なのは、セントリーモードはそれなりに電力を消費するという認識でいましたが、モニターのパーセント表示は前日の到着時の73%のままです。
一説には、セントリーモード機能中は常に約250Wの電力を消費し続けるといいます。ということは、12時間駐車しておくと約3kWhを消費するので計算上は約4%減でもおかしくはないはずです。ストップ&ゴーの多い市街地なら約15〜18kmの走行分に相当します。
Teslaは、2024.38.Xのアップデートでセントリーモードによるバッテリー消費を抑制するソフトウェアの改良を加えたというニュースがありました。しかし、それがModel 3に適用されたのかどうかはわかりません。リリースノートを見ても、それらしいことは記載されていません。
安土城跡では、約2時間かけてゆっくりと城の縄張りや石垣の積み方を見分しました。整然と並ぶ天守跡の礎石から地上6階建ての荘厳な天守に想像を巡らせるなど、幸せな時間を満喫できました。
規則正しく並ぶ天守台の礎石(上)。近江、琵琶湖、比叡山が一望できたのだろう。下山途中、西の湖(琵琶湖の入江)に突き出した半島の住宅街が見える。水際まで宅地になっており、衛星写真で確認するとプレジャーボートやヨットを持つ家もあるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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