ITmedia NEWS >
STUDIO PRO

月のクレーターもばっちり 「COOLPIX P1100」は相変わらず常識を越えた超望遠カメラだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/6 ページ)

» 2025年03月16日 12時37分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 上から見ると、非常にシンプル。前述したように鳥モードと月モードがある意外はポピュラーな撮影モードダイヤル。右手親指の位置には電子ダイヤル。

上面から。グリップが深くしっかりしているのがうれしい

 左側面はP1100ならではだ。

 シャッターボタン回りにズームレバーはあるが左側面にも装備。レンズを左手で支えた状態でズーミングができる。

ズームレバーとクイックバックズームボタンが特徴

 その横にあるボタンは「クイックバックズーム」ボタン。超望遠にするとわずかな手ブレで被写体を見失ったり、被写体がちょっと動いただけで「あれ? どこへいった?」ってことがあるわけで、その時、これを押すと押している間だけズームアウトしてくれる。指を離すとまた戻るので、これで見失った被写体をみつけ、中央に置いてまた超望遠に戻すという便利な使い方をするのだ。

3000mmの状態でクイックバックズームボタンを押すと2枚目のになる。被写体を見失ったときに欠かせない

 モニターはバリアングル式で3.2型。前モデルと同じだ。

 背面はシンプルでカスタマイズの余地はあまりない。十字キーの下がマクロになっているのが懐かしいところかも。

背面から。右肩の電子ダイヤルと背面のロータリーダイヤルがある。下方向の花アイコンはマクロモード

 ちなみにマクロモードにすると、24-155mmの間でより近距離までピントがあう。3000mmだと7mが撮影最短距離だが、マクロモードにして約155mmにするとこのくらいの距離まで近寄れるのだ。最短でレンズ前1cmだが、個人的にはこの望遠マクロがいい。遠近が強く出ないのでモノの形をきれいに撮れるのだ。

155mm相当でここまで寄れる
マクロモードで撮った1/43スケールのフェラーリ250テスタロッサ(155mm相当 1/80秒 F4 ISO1600)

 では基本性能を踏まえたところで人を撮ってみる……といっても、ついやっちゃうよね、24mmと3000mmの比較。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR