鍵をまとめて持ち歩くのに便利なキーリングだけど、鍵を追加したり、外したりするのは少し面倒だ。時には爪を痛めてしまったり、指が痛くなったりすることもある。でも、鍵の着脱が本当に簡単なキーリングが存在した。
WAVECLIPSの「SMART KEY RING」。外径30mmのリング1個と、外径23.5mmのリング3個のセットで価格は1980円(税別)(出典:MAENI)©2023 WAVECLIPS All Rights Reserved.キーリングは、鍵が簡単に抜け落ちるようでは使い物にならない。だから外しにくいというのは、機能の実現のためには仕方がないものだし、外しにくいからには、それははめにくいことでもあるのだろう。何となくそういうものだと思って使い続けていた。キーリング自体は、何かと何かをつなぐためのパーツだから、そこにコストはかけにくいという事情も分かる。
とはいえ、キーリングの着脱がストレスだったことも確かだから、いくつかのメーカーが着脱しやすいキーリングを開発販売していた。例えば、Orbitkeyの「Ring v2」(2970円)などは、かなり早くからこの問題に取り組んでいた製品の1つだけれど、その構造上、リングのサイズをあまり小さくできないことと、価格面などで気軽に使うという感じにはならなかった。個人的には好きでも複数組み合わせて使うにもあまり向かず、とっておきのツールという感じだった。
カラビナも、やっぱり大きいのと、小さいものだと意外に抜け落ちやすかったり、強度に問題があったりするし、丈夫なものは、ちょっと大袈裟過ぎて普段遣いには向かない感じだった。アウトドアの製品という感じがする。バッグとかキーホルダーに付けて使うというものではないのだ。
MAENI(神奈川県綾瀬市)が製造販売する「WAVECLIPS」ブランドの「SMART KEY RING(スマートキーリング)」(4個入りで1980円〜)は、そのあたりの条件をクリアした上に、着脱が本当に簡単で、その上強度が十分という、キーリングの悩みを一気に解決するものだった。以前、この製品を取り上げたテレビ番組で、所ジョージさんは「全てのキーリングはこれにしてほしい」と言ったそうだが、本当にそう思える製品なのだ。
何といっても、装着が簡単。キーをリングのすき間に差し込んで、そのままリングを回すと、いつの間にかキーはリングに入っている。キーだけでなく、チャームでも、チェーンでも簡単にリングに通すことができるのだ。
外す時は、少しリングの端を持ち上げてやると簡単にリングが開くので、すぐに外せる。この閉じた部分を引っ張ると簡単にリングが広がるというのが、この製品の最も便利なところだし、不思議なところでもある。手を放すと、ぴったりとくっつくし、キーはリングに完全に通っているから、抜け落ちることはない。
しかし、便利は分かるのだけど、これが一体何なのかというと、使っていてもよく分からなかったので、その正体を、WAVECLIPSを担当しているMAENIの斉藤出さんに、お話しをうかがった。
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