コンピュータやOSS関連のニュース・話題を扱う掲示板サイト「スラド」と、OSSのホスティングサービス「OSDN.net」は、3月31日でサービスを終了する。22年には一度、両サービス共に閉鎖する計画を進めていたが、受け入れ先が決まれば継続する方針へ転換。しかし、結局受け入れ先は決まらなかったため、サービス終了する運びとなった。
スラドは01年にオープン。運営元は、米VA Linux Systems日本法人、OSDN(サンブリッジ子会社)、アピリッツ、中国OSCHINAと移ってきた。サービス終了後は、関連するドメインネームは全てOSCHINAが保持し、今後、新しいサービスで使用する可能性もあるという。
(関連記事:スラド終了へ 受け入れ先募集打ち切り ドメインは将来、別サービスで利用の可能性)
NTT東日本とNTT西日本は、電話を使った天気予報サービス「177」の提供を3月31日をもって終了する。電話機から同番号に着信を入れると、その地域の気象情報を音声で伝えてくれるサービス。1955年の開始以来、70年近く提供してきた。
しかし、インターネットが普及し、気象情報を取得する手段が多岐にわたるようになり、利用者数は減少。サービス終了を決断した。なお、26年3月31日には電話帳の「タウンページ」(紙版)や電話番号案内の「104」の提供をそれぞれ終了する。
(関連記事:NTT東西、天気予報の「177」も終了へ 25年3月末で)
ここまで3月31日で終了するサービスを紹介してきたが、実は4月と5月にも終了するものがある。決済サービス「LINE Pay」は日本での提供を4月30日に、コミュニケーションツール「Skype」の提供は5月5日に、それぞれ終了する。
LINEヤフーは、日本でのLINE Payの提供終了の理由について、同社の決済領域のサービスを「PayPay」に一本化するためと説明。なお、タイ・台湾でのサービス提供は継続する。
(関連記事:LINE Pay→PayPayへの残高移行スタート 4月末のLINE Payサービス終了に向け)
米Microsoftも、Skypeのサービスは終了し、今後は無料のコミュニケーションサービス「Microsoft Teams」に注力するとしている。
Skypeは03年に無料IP電話サービスとして立ち上がり、05年に米eBayが26億ドルで買収。その後、リーマンショックを経てeBayがSkypeを手放し、最終的には米Microsoftが11年に85億ドルで買収した。13年にはSkypeがWindowsの標準搭載アプリとなり、複数のメッセージアプリと合併していったが、18年に登場した後輩のTeamsにバトンを託す形となった。
(関連記事:「Skype」、22年の歴史に幕 Microsoftは「Teams」への移行を推奨)
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