先週のアクセスランキング記事で、「大阪万博、子連れには無理ゲーっぽい」と書いた。その記事は先週のアクセス2位に入った。
これは、開幕初日の報道や現地の地図、パビリオンの予約状況などを見て「小さな子連れだと無理っぽいな」と判断して書いたものだった。
その3日後、筆者は突発的に思い立ち、東京から始発の新幹線に乗って、日帰りで万博に行ってきた。半日かけて会場を回った結果、「子連れでも大丈夫そう」と、記事と真逆のことを感じたので正直に話したい。
行く前に“子連れには無理ゲーっぽい”と判断したの理由は3つ。「駅から会場まで長蛇の列」「パビリオンの予約が取りにくそう」「会場が広すぎる」だ。
「駅から会場に入るまで長蛇の列」は開幕初日に大きく報道されていた問題だが、17日にはかなり解消されていた。筆者は「9時入場」枠を予約し、会場前に9時半ごろ着き手荷物検査の列に並んだが、20分強で入場できた。
入場にはQRコードを利用する。初日はQRコード表示に手間取る人がいたり、スタッフが慣れていなかったりして手間取ったようだが、この日はQRコードを印刷して来ている人も多く、列はサクサク進んだ。
2つ目の「パビリオンの予約が取りにくそう」問題。これは事実だ。筆者のように前日の昼に思い立ったケースだと、当日予約のわずかな枠に賭けるしかない。
だが、パビリオンに入らなくても万博は楽しい。会場が広くてきれいだし、みんな笑顔で楽しそう。ディズニーランドなどのテーマパークで遊ぶ感覚に似ている。
ほぼ平地のバリアフリー設計なのでベビーカーでも移動しやすく、車椅子の人もたくさん見た。敷地がだだっ広いので、子どもが多少走り回っても平気だ。「広すぎる」問題は、動き回りたくてたまらない子どもを連れて行くにはむしろメリットになりそうだ。
園内には遊具やポケモン像もある。ベンチもトイレもたくさんある。子ども目線で見ると「変な建物がたくさんある巨大な公園」という感じだろう。17日は、保育園児から高校生までたくさんの団体が訪れていたが、みんな楽しそうだった。
というわけで、先週のTop10記事で書いた「大阪万博、子連れには無理ゲーっぽい」の内容は、謹んで撤回させていただきます。筆者は今度、子連れで行く予定です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR