この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「クラウドインフラのシェア、AWSが30%に巻き返す。Azureは2ポイント下がって20%に後退、2025年第2四半期、Synergy Researchの調査結果」(2025年8月4日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
調査会社の米Synergy Research Groupは、グローバルにおける2025年第2四半期のクラウドインフラの市場状況について調査結果を発表しました。
クラウドインフラとは、IaaS、PaaS、ホステッドプライベートクラウドを合わせたものを指します。
発表によると、第2四半期のクラウドインフラ市場は27%成長となり、市場規模はグローバルで988億ドル(1ドル145円換算で14兆3260億円)。2年前(2023年)の成長率は最も低いときで19%まで落ち込みましたが、再び力強い成長路線に戻っています。
成長の背景には生成AI向けのクラウドサービスの急成長があると説明されています。
クラウドプロバイダー別のシェアの数字は、上位3社がAWSが30%、Microsoft Azureが20%、Google Cloudが13%でした。
第1四半期の発表ではAWSのシェアが29%となり30%台を切ったことが話題となりましたが、この四半期で30%へと巻き戻した一方、Microsoftは第1四半期の発表で22%だったところ、この四半期では20%と2ポイント後退しています。
この上位3社に続くTier2のクラウドプロバイダーの中で高い成長率を示しているのは CoreWeave、Oracle、Databricks、Huaweiとのことです。
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