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ソニー「RX1R III」は何が変わった? 10年越しフルサイズセンサー搭載の高級コンデジ荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/7 ページ)

» 2025年08月23日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 F2.0とF5.6でディテールを比べてみた。

左がF2.0、右がF5.6。絞り開放だと少し描写が柔らかいが、ちょっと絞るとぐっとシャープになる

 で、このカッコいい赤レンガの建築をF8で撮ったのがこちらだ。レンガの色といい空といい見事な映り。で、約6100万画素あるのでレンガの一つ一つがきっちり描写されてる。

1922年竣工の名古屋市史星資料館。当時は裁判所として使われていた。色もディテールの描写もさすが(35mm 1/320秒 F8 ISO100)

 人を撮るときは絞りを開けたいよねってことでF2.0で。

 被写体検出をオンにしてAFはカメラ任せ。認識対象は人物・動物・自動車・虫など多岐に渡るが普段は「AUTO」にしておけば、まあなんとかなる。

 絞り開放できちっと追い込みたい人やそういうときは別にして、被写体検出AUTOとトラッキングAFの併用でなんとかなるから堕落していけない。

被写体検出の認識対象をAUTOにセット
認識した個所に緑色の枠が出る

 美肌効果機能も持っているが(画素数が多くなるほどこの機能は重要になる)、今回はオフで。

柔らかい外光が入る場所があったので横顔を狙ってみた。このレンズの描写は人を撮るときに良さげだ(35mm 1/125秒 F2.0 ISO320)

 ISO感度はISO100からISO32000。拡張ISO感度でISO102400まで上げられる。これはISO6400で撮った夜景。

夜の駅前を狙ってみた。暗部にざらつきは見られるが、全体のバランスはいい(35mm 1/125秒 F4,0 ISO6400)

 手ブレ補正機構は持たないからかISOオート時はシャッタースピードを速めに設定する仕様のようだ。

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