初代RX1が登場した2012年はまだまだミラーレス一眼もデジタル一眼レフもAPS-Cサイズが主流で、フルサイズ機はハイエンドが中心。α7はまだおらず、大型センサーを搭載したコンパクト機も富士フイルムの「X100」が前年に登場したという時期だった。
そんな中で登場したRX1は、フルサイズセンサーのコンパクトカメラというだけで唯一無二であり、衝撃的だった。
RX1R IIが登場した15〜16年はフルサイズセンサーのミラーレス一眼はまだα7のみという状況で、世の中が一眼レフからミラーレス一眼へ本格的に移行する直前。RX1R IIの(RX100シリーズでも採用された)ポップアップファインダーやチルト式モニターはそんな時代を象徴していた。
そしてフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼が当たり前の存在となった今年、高級コンパクトに求められるものが写真をしかり撮れ、撮影やその仕上がりを純粋に楽しめるオーソドックスなスタイルになったのだろう。
おかげで気持ちよく撮れるカメラになった。66万円するけど。
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