メカシャッターは最高で1/4000秒だが、1/4000秒まで上げられるのはF5.6から。絞り開放(F2.0)だと1/2000秒が上限になる。晴天下で絞り開放で撮ると一瞬で越えちゃうので絞り優先AEで撮る時はそこに注意(NDフィルターは内蔵してない)。
電子シャッターに切り替えると1/8000秒まで上げられるので問題ないが、メカシャッターと電子シャッターの自動切り替えはないので、必要に応じて買えること。Fnメニューかどこかのボタンに割り当ててやるといいかと思う。電子シャッター時のローリングシャッター歪みはちょっと気になるので常時電子シャッターはあまり勧めない。
次のカットは70mm相当にクロップし、電子シャッターに切り替えて絞り開放で撮ったもの。快晴下はおそろしいですな。
最後はクリエイティブルックの話。ソニーといえば画作りを選べるクリエィティブルックだが、RX1R IIIでは2つ種類が増えている。フィルム調のFLにFL2とFL3が追加されたのだ。他のαシリーズにもファームアップで入れてほしい。
スタンダードとFLからFL3の4つを撮り比べてみた。
個人的に、FL3は好みかも。ちょっとレトロな感じがいい。
もうちょっと差が出やすいシーンで。青空とハイライト部の階調に差が出てるのが分かる。
写真に雰囲気を加えたいときはクリエイティブルックである。
バッテリーは「NP-FW50」。α7シリーズなどで使われる「NP-FW100」より一回り小さなタイプで、現行機種では「ZV-E10」や「α6400」等で使われている。
メディアはSDカードが1スロット。
そんな感じで、派手な機能は無いけれども、35mm単焦点というスナップ向きの仕様を生かした、撮っていて気持ちいいカメラだ。
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