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映画館を持ち歩く? 「THX空間オーディオ」対応ヘッドフォン、スカルキャンディ「Aviator 900 ANC」の実力に迫る(2/2 ページ)

» 2025年09月24日 13時02分 公開
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 あくまでも推測ですが、自分の耳に最適化された結果、自分の耳の特性のせいで、これまで聴こえていなかった音が聴こえるようになったのではないかと思います。いわゆる「音がいい」とかいうのとは違うので、ソースがSDだろうがULTRA HDだろうが、音源のスペックとは関係なく効果があります。

パーソナルサウンドの調整画面。オフから「より豊か」まで、5段階で調整可能

 この体験は、残念ながら店頭での短い試聴では味わうことができません。自分のスマートフォンとペアリングし、アプリでパーソナライズテストを行い、聴き慣れた曲で比較して初めて、その真価が分かります。製品の購入前にはなかなか試せないのが、もどかしいところです。

物理ボタンの安心感とユニークなデザイン

 Aviator 900 ANCの特長の3つめは、タッチセンサー式の操作を採用するヘッドフォンが多い中、あえて物理ボタンを採用したこと。物理ボタンならではの確実な操作感は、個人的に高く評価したいポイントです。

電源ボタン、音量ボタン、そしてカスタムボタンが並んでいます。物理ボタンならではの確実な操作感が好印象

 外観はSkullcandyにしてはおとなしめに見えますが、スケルトン素材の採用や、ケーブルのマテリアル選びなど、随所にSkullcandyらしさは見えます。

反転型のスイーベル構造でコンパクトに折りたためます
イヤーカップ内にはL/Rの表記があり、装着時に迷うことはありません

 さらに、標準で付属する専用ケースはクロスボディトラベルバッグとなっており、単なる保護ケースにとどまらず、デザイン性が高く、そのまま普段使いしたくなるようなものになっています。

普段使いもできそうな専用ケース

 この他、Aviator 900 ANCの特長として、“適応型アクティブノイズキャンセリング”や長時間のバッテリー寿命があります。適応型とは、単に騒音を打ち消すだけでなく、周囲の環境に自動で適応して動作するという意味。例えば飛行機のエンジン音、街中の雑踏、カフェでの話し声など、様々な騒音を効果的にカットします。

 バッテリー駆動時間は、ANCオフなら最長60時間、ANCオンで最長50時間。さらに、10分間の充電で4時間再生可能な急速充電にも対応しています。

 Aviator 900 ANCは、年末ごろを予定している一般販売に先駆け、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で先行販売を実施しています。一般販売時の予定価格が5万9800円のところ最大27%オフとなっています。

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