9月25日から28日にかけて開催中のゲーム展示会「東京ゲームショウ2025」(幕張メッセ)。昨今はeスポーツ関連の展示も珍しくないが、今回はなんとスポーツ用品大手のミズノが出展した。同社は今回が初出展。現地では同社製のゲーミングチェアやアームカバーなどを参考展示していた。
これまで、eスポーツチームの依頼を受けてユニフォームを製作することはあったものの、ゲーミンググッズには手を出していなかったというミズノ。今回の出展にはどんな狙いがあるのか、現地で話を聞いた。
ブースではゲーミングチェアやアームカバーに加え、格闘ゲーム用のコントローラーやスマートフォンゲームのプレイを快適にするとうたう指サックを展示。詳細は伏せたが、どれもスポーツ製品で培ったミズノのノウハウを生かしたものといい、例えばアームカバーはゲーマー向けに吸汗性や速乾性、適度な伸縮性を持たせたとしている。
担当者によれば、東京ゲームショウへの出展は、日本の人口減少を見据えた施策。国内スポーツ人口も減少する一方、eスポーツは競技人口が増加傾向にあり、ミズノのノウハウを生かした商品作りの余地もあることから、出展に至った。
ただし展示物はいずれも企画中の製品で、現時点で販売を予定しているものではない。どれも社内の声やeスポーツチームの意見を参考に開発中で、東京ゲームショウ2025の来場者からの反応を参考に、今後の製品化や方向転換、新商品の企画を検討する。
eスポーツチームのスポンサードなどについても「ゆくゆくはチャレンジできたら」と担当者。スポーツへの関心が薄い層に、ミズノの認知を拡大できる可能性を期待しているという。
26日(ビジネスデイ)の時点ではブースを訪れる人影はまばらだったが、担当者によればeスポーツのプロプレイヤーやメディアの来場があったという。ただ、どちらかというと本命は27日以降の一般来場日。消費者の声をアンケートで集め、製品や今後の企画に反映させる方針だ。
キヤノンが東京ゲームショウに初出展、狙いは
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