米Amazonは9月30日(現地時間)、ニューヨークで開催のハードウェアイベントで、ペンで書き込める「Kindle Scribe」の新モデルを発表した。Amazonによると、生産性向上のために一から完全に再設計されたものという。フロントライト付き、フロントライトなしの2モデルに加え、シリーズ初となるカラーモデル「Kindle Scribe Colorsoft」が登場した。
新しいKindle Scribeシリーズは、先代モデルと比較して、より薄く、軽く、高速になった。本体の厚さは5.4mm、重さは400gと軽量化し、書き込みやページめくりは40%高速化した。また、11インチの反射防止ディスプレイは、紙の比率を反映したサイズで、フルサイズの文書を確認するのに適している。
ハードウェア面では、ベゼルを狭く均一な照明を実現する小型化されたLEDを備えた新しいフロントライトシステム、摩擦を高めるためにテクスチャ成形された新しいガラス、視差をほぼゼロにする再構築されたディスプレイスタックを採用した。さらに、新しいクアッドコアチップとより多くのメモリ、最新のOxideディスプレイ技術により、動作全体がより機敏になったという。
Kindle Scribe Colorsoftは、視認性に配慮されたカラーライティング体験を提供する。カスタムビルドの「Colorsoftディスプレイ技術」を採用しており、色を際立たせつつも細部を損なわないよう、カラーフィルターやナイトライドLEDを備えたライトガイドを使用している。モノクロモデル同様に、バッテリーは数週間持続するとしている。
新しいKindle Scribeには、生産性を高めるためのAIを活用したノートブック機能や再設計されたソフトウェアツールが搭載されている。
すべての新モデルには、充電不要で本体にシームレスに取り付け可能な新しいペンが付属する。
価格と発売時期は以下の通り。
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