Microsoft、「Windows 10」にアプリでタブを使える「Sets」(仮)追加へ
「Windows 10」の次期Insider Previewで、一部のユーザーは新機能「Sets」を使えるようになる。Wordなどのアプリのウィンドウに新規タブを追加し、そこで検索したり他のアプリを開いたりできる機能だ。文書はタブごとセットとして保存できる。
米Microsoftは11月28日(現地時間)、「Windows 10」の次期Insider Previewに、アプリのウィンドウで使えるタブ機能「Sets」(仮)を追加すると発表した。次期プレビューは向う数週間中にリリースされる見込みだ。
Setsは、まずは一部のUWP(Universal Windows Apps)で使えるようになる、Webブラウザのタブのような機能。アプリのウィンドウ最上部にタブバーがあり、[+]をクリックすることで新規タブを開ける。
新規タブにはWebブラウザの新規タブと同様に、検索枠があり、よく開くアプリや“フィード”が表示される。
Microsoftのデモ動画(記事末に転載)では、学生がWordでレポートを書くケースを紹介している。Wordの新規文書を開き、新規タブのユニバーサル検索で関連資料を捜したり、OneNoteの講義メモを開いて引用したりできる。大学のOffice 365にログインしているので、教授が授業で使って共有設定にしているPowerPointの資料も検索して参照できる。
複数のタブを開いた状態は、Word文書を保存するときにセットとして保存できるので、次に文書を開くとセットとしてタブも一緒に開ける(開かない選択も可能)。
なお、次期Insider Previewでは、登録者全員がSetsを使えるようになるわけではなく、A/Bテストのために一部の登録者にのみ提供される見込みだ。
次期Insider Previewではこの他、「Fall Creators Update」に間に合わなかった「Timeline」機能も提供される。
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