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Log4j緊急特集・“Log4Shell”対策 〜無差別ランサムウェア攻撃に備えよ〜

エンタープライズのJava環境で標準的に使われるライブラリ「Log4j」にゼロデイ脆弱性(Log4Shell)が見つかり、世界中のIT企業が対応に追われています。本特集では、Log4Shellを使った攻撃への対策や最新動向を伝えていきます。

Pickup!

「見えないWeb攻撃」──情報漏えい対策の盲点:

2021年末に発見された「Apache Log4j」の脆弱性。この脆弱性を悪用する攻撃に対峙したセキュリティベンダーは、どんな対処を取ったのか。実際の対応を参考に、ゼロデイ攻撃への対策を考える。

(2022年4月20日)

ランサムウェア「Conti」を開発する犯罪グループが、ロシアとウクライナの情勢についてロシア政府を支持する声明を発表した。

(2022年2月26日)

Log4j 2で問題となった脆弱性は、プログラミングやコンピュータの知識が少しあれば「なぜこんな危険な実装がされていたのか」と疑問に思う内容だ。歴史の歯車が別の方向に噛み合っていれば、こうはならなかったかもしれない。Javaを専門に取材してきた筆者が、この悲劇の背景をひも解いていく。

(2022年1月31日)

解説

この頃、セキュリティ界隈で:

「Log4j」の脆弱性の問題は、年が明けても深刻な状況が続いている。米Microsoftは企業に対し、引き続き警戒するように注意を呼び掛けている他、米連邦取引委員会(FTC)は対策を怠った企業に対し、法的措置を講じる考えを示した。

(2022年1月17日)
ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?:

「Log4j」の脆弱性が話題になっているが、どれほど影響が大きいものなのか。ITmedia NEWS副編集長に聞いてみた。

(2021年12月16日)

Javaで使われるログ出力ライブラリ「Apache Log4j」に特定の文字列を送ることで、任意のリモートコードを実行できるようになる(Remote Code Execution, RCE)、ゼロデイ脆弱性があることが分かった。Java開発製品の広範囲に影響するとみられる。

(2021年12月10日)

ログ出力ライブラリ「Apache Log4j」に、任意のリモートコードを実行できる脆弱性があることが明らかになった問題で、その攻撃手段をネット上で共有する行為は、不正指令電磁的記録に関する罪に問われるのではないかと、エンジニアを中心に議論が起きている。

(2021年12月13日)
ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?:

Log4jのjはJava。そしてApache。これらはどういう由来なのか、調べてみた。

(2021年12月17日)

最新動向

検知状況や対策状況についてまとめた。

(2022年1月31日)

情報処理推進機構(IPA)が、2021年に起きた情報セキュリティ事案の影響の大きさを示すランキング「情報セキュリティ10大脅威2022」を発表した。組織部門では新たに「修正プログラムの公開前を狙う攻撃」(ゼロデイ攻撃)が7位にランクインした。

(2022年1月27日)

昨年末から話題の「Log4j」の脆弱性が自社サイトにあるか調べられる診断サービスの試用版を、セキュアブレインが無償提供。

(2022年1月21日)

オープンソース「cURL」の作者に届いた大企業からのメールの内容が無礼だと話題に。cURLの作者は、問題の背景にオープンソースを理解していないユーザーの存在があると指摘している。

(2022年1月26日)

The Apache Software Foundation(ASF)がJava環境向けのログ出力ライブラリ「Log4j 2」のバージョン2.17.0の配布を始めた。新たに見つかったDoS攻撃を引き起こす脆弱性「CVE-2021-45105」を修正する。

(2021年12月20日)

米連邦政府は、昨年末に問題になった「Log4j」を契機に民間IT大手やオープンソース団体を招いたサイバーセキュリティ会議を開催した。Googleは会議後、オープンソースの資金調達と管理には政府と民間部門の協力が必要だと語った。

(2022年1月14日)

中国工業情報化部が「Log4jの脆弱性情報を直ちに報告しなかった」として、提携関係にあるアリクラウドを6カ月間の提携停止処分とした。

(2021年12月23日)

「Apache Log4j」の脆弱性で名指しされていたApple iCloudだが、12月11日までには修正されていたことが分かった。

(2021年12月17日)

「Apache Log4j」で見つかった脆弱性について、JPCERT/CCは脆弱性を突いた攻撃が高度化していると報告した。WAFの回避、AWSの認証情報の摂取などが確認された。

(2021年12月17日)

Microsoftは、「Apache Log4j」の脆弱性が、中国、イラン、北朝鮮、トルコを起源とする複数の集団によって悪用されていることを確認した。また、複数のアクセスブローカーが企業からの情報窃盗にこの脆弱性を利用していることも確認したとしている。

(2021年12月16日)

世界的に問題になっている「Apache Log4j」の脆弱性について、警察庁が12月14日、全国の警察施設で観測した攻撃数の平均グラフを公開した。

(2021年12月15日)

米Apacheソフトウェア財団は、Java向けログ出力ライブラリ「Apache Log4j」のバージョン2.16.0をリリースした。変更点は、JNDI機能をデフォルトで無効化したことと、Massage Lookup機能を削除したことの2点で、問題となっていた脆弱性に対応した形になる。

(2021年12月14日)

JavaライブラリApache Log4jで見つかった脆弱性について、JPCERT/CCが攻撃の仕組みと対策方法を公開し注意を促した。

(2021年12月13日)

Javaライブラリ「Apache Log4j」で見つかった、任意のコードを実行できる脆弱性を巡り、米Cybereasonが脆弱性を修正するプログラムを公開した。“ワクチン”のように脆弱性を活用して問題を修正できる。

(2021年12月13日)