ソニー、NFC搭載の「パーソナルコンテンツステーション」を4月30日に発売:スマホやデジカメの写真を集約保存
ソニーが、1Tバイトのハードディスクを内蔵し、NFCを搭載した「パーソナルコンテンツステーション」を4月30日に発売する。NFC対応スマホからワンタッチで写真や動画を転送したり、ホームネットワーク上で写真や動画を閲覧したりできる。
ソニーが1月21日、NFCに対応したNAS(ネットワーク接続ストレージ)の「パーソナルコンテンツステーション(LLS-201)」を、4月30日に日本で発売することを発表した。内蔵ハードディスクは1Tバイト。価格はオープンだが、市場推定価格は3万円前後。4月1日から随時、全国の販売店で予約を受け付ける。
パーソナルコンテンツステーションは、スマートフォンやデジカメなど複数の機器で撮影した写真と動画を一括管理できるデバイス。本機の「N」マークにNFC対応のAndroidスマートフォンやタブレットをかざすと、スマホやタブレットに保存されている写真と動画がWi-Fi経由で転送される。USB端子やSD/メモリースティックDuoスロットも備えており、ここからもデータの転送ができる。またUSBからスマホやデジカメの給電も可能。一度取り込んだファイルのサイズや撮影日時などが記録されるため、次回以降は、新しいファイルのみが転送される。
本機に保存したデータはDLNAを利用して、対応機器からホームネットワーク上で視聴できるほか、スマホやタブレット経由でTwitterやFacebookなどに共有可能。デジカメなどで撮影したAVCHD形式のビデオは、PCSに転送すると、スマホでも視聴できるようMP4形式に変換される。HDMI端子も備えており、対応テレビに出力すれば高画質な写真や映像を楽しめる。
写真・動画の転送やホームネットワーク上からデータ閲覧をするためには、専用アプリ「PCS Manager」が必要。NFCに対応していないデバイスでも、このアプリ経由で写真・動画の転送や閲覧ができる。PCS Managerアプリから、パーソナルコンテンツステーションに保存したデータをスマホなどにエクスポートもできるので、複数デバイスの写真をスマホ1機種に集約させることも容易だ。アプリはAndroid版とiOS版が提供される。Androidは2.3以上、iOSは6.0以上が対応する。
パーソナルコンテンツステーションのサイズは172(幅)×32(高さ)×172(厚さ)ミリ、重さは約500グラム。対応再生フォーマットは写真がJPEG、MPO、RAW、動画がAVCHD、MP4、MPEG2 SD、MOV、3GPP(3GPP2)、AVI、MPEG1。
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