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» 2011年03月03日 12時00分 公開

7万円台で手に入る“Sandy Bridge”ノートPC――「LuvBook T」の実力祝!出荷再開(1/2 ページ)

マウスコンピューターの「LB-T500X」は、“Sandy Bridge”こと第2世代Coreプロセッサーを採用し、外部GPUまで搭載しながら8万円を切る15.6型ワイドの新鋭機だ。

[小川夏樹,ITmedia]

Sandy Bridgeで影響を受けるケースとそうでないケース

新世代ノートPCながら8万円を切る価格の「LuvBook T LB-T500X」

 久々の大ヒットとなった“Sandy Bridge”だったが、残念なことに対応チップセットであるIntel 6シリーズの不具合に水を差された格好になってしまった。国内PCメーカーの多くが製品投入スケジュールに支障をきたし、すでに出荷してしまったモデルの対応に追われている。その一方、当初の予想よりも早く不具合修正済みのB3ステッピングが供給される見込みで、また不具合の影響を受けないことが判明したモデルの出荷も再開されはじめた。今回紹介するマウスコンピューターの「LuvBook T」シリーズは、そうしたモデルの1つである。

 既報の通り、Intel 6シリーズの不具合は、内蔵しているSATA 2.0ポートの2番〜5番を使い続けると、将来的にそれらのSATAポートが使えなくなる可能性があるというものだ(不具合が発生したのはB2ステッピング)。SATAポートの0番と1番はSATA 3.0に対応したポートのため、不具合のあるポートとは別系統となっており、そちらに不具合の影響はない。ということは、不具合と関係のないポートを使うよう構成されたシステムであれば、今回のトラブルは関係ないということになる。

 例えば、SATA 2.0ポートを使用しておらず、なおかつ将来的にもSATA 2.0ポートを使用することのないシステム、具体的にはSATA 3.0の0番と1番ポートだけを利用しているノートPCや液晶一体型PCなど、内部でのSATA機器の増設が不可能なシステムの場合は、今回のトラブルの影響を受けないことが分かっている。

 これに対してHDDや光学ドライブといったSATA対応デバイスを複数台内蔵できるデスクトップPCや、A4フルサイズのデスクノートといったシステムでは、対策が施されたチップセット(B3ステップ)への交換対応が必要だ。

 もちろん、マウスコンピューターのSandy Bridge搭載モデルの中にも、トラブルの影響を受けないモデルと、影響を受けるモデルが存在しているが、今回紹介するLuvBook Tシリーズは、幸運にも影響を受けなかったモデルになる。今回、エントリー構成の「LB-T500X」を入手し、試用する機会を得たのでリポートしよう。

Core i7-2630QM(2.0GHz)にDirectX 11対応のNVIDIA GeForce GT 540Mを搭載

 LB-T500Xは、376(幅)×252(奥行き)×34.9(高さ)ミリ、重さ約2.53キロのA4ノートPCだ。ディスプレイサイズは15.6インチで解像度は最大1366×768ドットの光沢液晶を搭載する。液晶の角度によっては(若干だが)映り込みが気になるケースが見られるものの、液晶の角度を調整することで緩和できるのでそれほど気にならなかった。

 キーボードはテンキーも搭載しており、外付けのテンキーは不要だ。一部ファンクションキーとの併用もあるが、キーピッチが約19ミリ、ストロークは2ミリで、タッチ感や反応が悪いキーも見られなかった。ポインティングデバイスはタッチパッド方式だが、パッドの反応を筆者好みにする調整がなかなかうまくいかず、結局マウスを接続してしまった。

 LB-T500Xは、LuvBook Tシリーズの中でも最も安価なエントリーモデルで、標準構成で8万円を切る価格ながらも、クアッドコアのCore i7-2630QM(2.0GHz)にDirectX 11に対応したNVIDIA GeForce GT 540Mを外部GPUとして搭載する。

 CPUのコア数は4、Hyper−Threadingによって同時実行可能なスレッドは8。また、標準では動作クロックが2.0GHzだが、Turbo Boost Technology動作時はシングルコア時に最大2.9GHz、デュアルコア時には最大2.8GHz、クアッドコア時に最大2.6GHzまで引き上げられる。

15.6型ワイド(1366×768ドット)の液晶ディスプレイを搭載(画面=左)。10キー付きキーボードを搭載(画面=右)

NVIDIAのGPU切り替え技術「Optimus」にも対応

 また外部GPUに加えて、Core i7-2630QMに内蔵されるIntel HD Graphics 3000も有効になっており、NVIDIAのGPU切り替え技術であるOptimusテクノロジーに対応しているのも特徴だ。この機能は通常利用時のデスクトップ描画などに関しては内蔵グラフィックスを利用し、たとえば3Dゲームなどでより高い3D描画性能が必要になるとNVIDIA GeForce GT 540Mへと描画処理をシームレスに切り替えてくれる。こうすることでパフォーマンスを確保しつつ、内蔵グラフィックスの低消費電量のメリットと外部GPUの高いパフォーマンスという両方のメリットを両立できるようになっている。

 GPU切り替えの判断は、自動的に切り替わる場合と手動で内蔵グラフィックスと外部GPUのどちらを使うか登録することも可能だ。内蔵グラフィックスはDirectX 10までの対応であるのに対し、外部GPUのGeForce GT 540MはDirectX 11まで対応しているのに加え、内蔵グラフィックスに対して最大で4倍ほどパフォーマンスが高いとしている。

 GeForce GT 540M自体はミドルレンジなので、パフォーマンスに過度の期待はできないがDirectX 11対応ということで最新の3Dベンチマークソフトである3D Mark11を走らせることができた。ベンチマークスコアは後で紹介するが、今後登場してくるであろうDirectX 11対応ゲームやアプリが利用できるメリットは大きいだろう。

CPUはモバイル向けのCore i7-2630QM(2.0GHz)が搭載されている。CPUのコア数は4、Hyper−Threadingによって同時実行可能なスレッドは8スレッドだ。Turbo Boost Technology動作時はシングルコア時に最大2.9GHz、デュアルコア時には最大2.8GHz、クアッドコア時に最大2.6GHz動作となる(画面=左)。NVIDIAのGeForce GT 540Mが外部GPUとして搭載されているが、CPU-Zでは内蔵グラフィックスであるIntel HD Graphics 3000だけが認識されている。Windows Aeroデスクトップや2D描画は、内蔵グラフィックスが利用される(画面=右)

内蔵グラフィックスの調整ツールである「インテルグラフィックス/メディアコントロールパネル」も当然利用可能だ。通常利用時の画面調整は、こちらを使って調整する(画面=左)。デバイスマネージャーで確認すると内蔵のIntel HD Graphics 3000が「Intel(R) HD Graphics Family」と外部GPUのGeForce GT 540Mの2種類が認識されているのが分かる(画面=右)

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