世界有数のICT見本市「COMPUTEX 2016」が台湾・台北市でいよいよ開幕 今年の見どころは?COMPUTEX TAIPEI 2016

» 2016年05月30日 20時45分 公開
[山口恵祐ITmedia]

今年も“COMPUTEX TAIPEI”の季節がやってきた

 5月31日から6月4日まで、台湾・台北市で世界最大級のPCパーツ関連/ICT見本市「COMPUTEX TAIPEI 2016」が開催される。今年で36回目を迎え、主催者発表によれば出展者数は1602、ブース数は5009に及ぶ。2015年は165カ国から約13万人もの来場者を集めていたと言えば規模が感じられるだろうか。

COMPUTEX TAIPEI 2016 いよいよ開幕を迎える「COMPUTEX TAIPEI 2016」。台北市内にも至る所に看板などを見掛ける

 COMPUTEXと言えば、「PCパーツの展示会」というイメージを持っている人も多いだろう。かく言う筆者も今回のCOMPUTEX 2016が初参加で、「とにかくベンチマークでハイスコアを出したい人たちが集まってる」「やたらカッコイイPCケースがイルミネーションでピカピカしてて目立ったもん勝ち」「有名ベンダーが自慢の最新PCパーツで殴り合い(これは冗談)」という失礼で勝手な想像をワクワクしながら膨らませていたのだが、報道資料をチェックしていると、今年は「台湾初!最新ITトレードショー」という記述が目に付く。

部品見本市から「最新ICTショー」へ

 中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台北市電脳商業同業公会(TCA)の共催で行われるCOMPUTEX 2016が、今年の主なテーマとして掲げているのが「IoT」「スタートアップ」「ゲーミング」「スマートビジネスソリューション」の4つだ。これらは国内外のトレンドや出展企業からの要望を踏まえたもので、さらに「SmarTEX」「InnoVEX」「iStyle」という3つの展示エリアを今年から増設するという。

3つの新エリアに注目 3つの新エリアに注目

 「SmarTEX」エリアは、ウェアラブルやセキュリティアプリ、スマートホーム、カーエレクトロニクス、3Dプリンタなどを集め、最新のIoTアプリケーション関連を網羅し、「InnoVEX」エリアはスタートアップ企業の出展や、独創的な技術などを展示、イノベーションな最新技術と投資の交流を促進する場として期待される。未来を変える新技術やサービスがCOMPUTEXから生まれることに期待だ。

 「iStyle」エリアは、Apple MFi認定企業による周辺機器およびアプリをそろえるもので、簡単に言えば「Made for iPod/iPhone/iPad」の新製品が見られる場となる。より消費者に身近な製品が見られるといったこともあり、こちらも注目したいところだ。

 このように全体を通して見ると、台湾国内に多くのサプライチェーンを持つことでハードウェアを強みとした部品見本市は維持しながらも、総合ICT展示会への発展を果たしたい意向が感じられる、といった印象だろうか。

葉明水(Walter Yeh) 中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)副秘書長の葉明水(Walter Yeh)氏

 主催となる中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)副秘書長の葉明水(Walter Yeh)氏は、「COMPUTEXは世界中から集まるバイヤーの方たちに、グローバル・テクノロジー・エコシステムを提供できると考えています。世界有数の台湾のICT産業と、本年度のコンセプトである“To Build the Global Technology Ecosystem“によって、COMPUTEX 2016は過去に例を見ないほど、最高に素晴らしいものになるでしょう」とコメントしている。

 なぜiStyleも「〜TEX」のようなネーミングにしなかったのか。そんなどうでもよいツッコミを入れる余裕は5月29日に台北で36.5度を記録した猛暑によって、もはや筆者には残されていないのだが――気を取り直して、PC USERではこれから数日に渡りCOMPUTEX TAIPEI 2016の話題をお届けしたい。

台北世界貿易センター展示ホール 着々と準備が進む台北世界貿易センター展示ホール
intel 5月30日、intelブースも設営中

取材協力:TAITRA

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月13日 更新
  1. 「MacBook Neo」は「イラスト制作」に使えるか? Appleが仕掛ける“価格の暴力”を考える (2026年05月12日)
  2. 高騰続くパーツ市場、値札に衝撃を受ける人からDDR4使い回しでしのぐ自作erまで――連休中のアキバ動向 (2026年05月11日)
  3. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  4. オンプレミスAIを高速化する「AMD Instinct MI350P PCIe GPU」登場 グラボ形態で既存システムに容易に組み込める (2026年05月11日)
  5. NVIDIA“一強”を突き崩すか AMDのAIソフトウェア「ROCm」と次世代GPU「Instinct MI400」がもたらす新たな選択肢 (2026年05月12日)
  6. USB Type-Cの映像出力をワイヤレスでHDMI入力できる「エレコム ワイヤレス HDMI 送受信機セット DH-CW4K110EBK」がセールで1万2580円に (2026年05月08日)
  7. 過去最高の受注急増と苦渋の全モデル受注停止――マウスコンピューター 軣社長が挑む“脱・メーカーのエゴ”と激動の2026年 (2026年05月11日)
  8. ノートPCを4画面に拡張できる“変態”モバイルディスプレイ「ROADOM 14型 モバイルマルチディスプレイ X90M」が6万1560円に (2026年05月12日)
  9. サンワ、サイドホイールを備えた多機能ワイヤレスマウス (2026年05月11日)
  10. NAS向け低容量HDD枯渇に「Core Ultra 200S Plus」品薄も――大型連休明けのストレージとメモリ最新動向 (2026年05月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年