ダイヤルを省いてゲーム性能に全振り! Razerの新型キーボード「Huntsman V3 Tenkeyless 8KHz」を試す(3/3 ページ)

» 2026年07月10日 12時00分 公開
[でこい,ITmedia]
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同時に試したガラスマウスパッド「Atlas Pro」

 今回、Huntsman V3 Tenkeyless 8KHzと併せてガラス製マウスパッド「Atlas Pro」を使用する機会もあった。サイズは約500×400mmのワンサイズで、カラーはブラックとホワイトから選べる。直販価格は2万2980円だ。

 厚さは約1.9mmで、1.1mmの強化ガラスと0.8mmのベースで構成される。表面は硬度9Hのガラスに2μmのマイクロエッチング加工と保護コーティングを施したものだ。保証は最長1年となる。

Razer Atlas Pro Razer Atlas Proのブラック。マットな質感のガラス面で、右下にRazerロゴが入る

 滑りは初動がかなり速く、滑走も速い。体感的には、普段使っている布のスピードタイプよりもスムーズに動く。

 それにもかかわらず、止めはピタッと決まる。ただし、ガラス製ゆえに布のように押し込んで止めることはできないため、ここは慣れが必要だろう。表面はサラサラ系で、触るとひんやりしているのもガラスらしい。

ロゴのアップ Atlas Proの表面に配されたRazerロゴのアップ。2μmのマイクロエッチング加工による微細なマット質感も見て取れる

 ガラスパッドは動作音が大きいと聞いていたが、想像より控えめだった。裏面には全面にハニカム状の滑り止めラバーを配置しており、本体自体の重さもあってほとんど滑らない。安定感は十分だ。

 検証には、以前もレビューしたゲーミングマウス「Viper V4 Pro」を組み合わせた。トラッキングは全く問題なく、ガラス面でのセンサー挙動は非常に良かった。

 布のコントロール系を使っている人には滑走の速さが扱いづらいかもしれないが、スピード系マウスパッドを使う人なら、すぐに慣れるだろう。

裏面 Atlas Proの裏面。全面に配置されたハニカム状の滑り止めラバーにより、激しい操作でもパッドがずれない
Razer Viper V4 Proと一緒に Atlas ProにRazer Viper V4 Proを載せたところ。ガラス面でもトラッキングはまったく問題なかった

 強いて気になるところを挙げるなら、「価格の高さ」と「サイズのバリエーションがないこと」だ。また、手首が汗ばむと急に滑らなくなるため、アームカバーのようなものはほぼ必須だろう。

 ガラス面は布と違って劣化しないため、数千円の布パッドを定期的に買い替えるよりも長期的に見ればランニングコストは抑えられる。マウスソールの交換が不要になるわけではないが、長く使うほどコスト面では有利になるだろう。

まとめ:上位モデルと同じ基本性能で1万円安 競技ゲーマーにお勧め

 Razer Huntsman V3 Tenkeyless 8KHzは、上位モデルと同じ第2世代アナログオプティカルスイッチを備え、最大8000Hzポーリングに対応しつつも、付加装備を省くことで直販価格ベースで1万円引きを実現している。ゲーミングキーボードとしての性能自体は上位モデルと同様の“一級品”で、弱点らしい弱点は見当たらない。

 評価が分かれるとすれば、省かれた装備が必要かどうかという点だ。音量などメディア調整を頻繁にする人は、専用のダイヤルがある上位モデルの方が便利だ。逆に、メディア操作をキーボードに求めない人、あるいはゲームをする時だけ使うという人なら、不満は出ないはずである。

 Proの競技性能をそのまま安く手に入れたいFPSゲームのプレイヤーにとって、本製品は優秀な選択肢になる。

 Viper V4 ProやAtlas Proと組み合わせれば、入力から操作までRazerで固めた高速な環境が手に入る。気になる人は店頭などで一度触れてみてほしい。

いいものだった Huntsman V3 Tenkeyless 8KHzはProの競技性能を約1万円安く手に入れられる一台だ
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