ダイヤルを省いてゲーム性能に全振り! Razerの新型キーボード「Huntsman V3 Tenkeyless 8KHz」を試す(2/3 ページ)

» 2026年07月10日 12時00分 公開
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アナログオプティカルスイッチと8KHzポーリングの実力は?

 Huntsman V3 Tenkeyless 8KHzの核となるのが、第2世代のRazer アナログオプティカルスイッチだ。光学式で押下深度をリアルタイムに検知する仕組みで、物理接点を持たないためチャタリングが起きない。

 押下圧は約40gで、キーストローク寿命は公称1億回となっている。「Nキーロールオーバー」と「アンチゴースト」にも対応する。

キーキャップ キーキャップを外したところ。テクスチャー加工のダブルショットPBTキーキャップと、第2世代アナログオプティカルスイッチを組み合わせている
スイッチ アナログオプティカルスイッチ。各スイッチにはRAZERの刻印が入る(写真はRGBバックライトを点灯した時の様子)

 打ち心地は良好で、適度な重さを感じつつもきびきびとタイプできる。スイッチのブレも少なく、多少斜めに押し込んでもしっかり押せるのは好印象だった。

 タイプ音はカチャカチャ系で割と響くものの、ヘッドフォンやイヤフォンをしてゲームをするなら気にならないだろう。

 アクチュエーションポイントは0.1〜4.0mmの範囲でキーごとに調整可能で、出荷時は全てのキーが「2.0mm」に設定されている。浅めに設定すると、軽く触れた程度でも反応し、非常に速くタイプできる。キーを離した瞬間に入力がリセットされるラピッドトリガーにも対応しており、実際にFPS(一人称視点シューティング)ゲームで使ってみたところ、普段使っているラピッドトリガー対応キーボードと遜色なかった。

 ポーリングレートは最大8000Hzまで対応する。公称の実効レイテンシー(遅延)は平均0.58ミリ秒とされる。正直なところ、筆者の感覚では1000Hzとの体感差はあまりなかったが、レイテンシが短くなること自体、基本的にはメリットとなる。

本体と「Razer Synapse」での調整

 Huntsman V3 Tenkeyless 8KHzはメモリを内蔵しており、プロファイルを最大6つ保存できる。ただし、うち2つは変更不可のプリセットとなる。

 メモリ内蔵のゲーミングキーボードは、PCの専用アプリで設定したプロファイルを保存して使うものが一般的だが、本製品の場合、ユーティリティーアプリ「Razer Synapse」はもちろん、本体だけでもアクチュエーションポイントやラピッドトリガーを設定できる点が特徴だ。

 アクチュエーションポイントの調整具合は、数字キーの点灯で把握できる。

アプリいらず Razer Synapseを使わず、本体だけでアクチュエーションポイントをクイック調整しているところ
アプリいらず 本体だけでラピッドトリガーをクイック調整しているところ。設定中のWASDキーが点灯している
アプリいらず スナップタップ,本体だけでスナップタップをクイック調整しているところ

 より細かい設定を行う場合は、Razer Synapseを使う必要がある。本製品の設定タブは「カスタマイズ」「アクチュエーション」「ライティング」の3つに整理されている。

 カスタマイズタブでは、ポーリングレートを125/250/500/1000/2000/4000/8000Hzの7段階から選べる。ユニークなポイントとしては、ゲームパッドのエミュレーション機能も備えており、WASDキーを「左スティック」に、「Q」「E」キーを左右のトリガーに割り当てることが可能だ。アナログ入力に対応するキースイッチを生かした仕組みだ。

カスタマイズ Razer Synapseの「カスタマイズ」タブ。ゲーミングモードの設定や、ポーリングレートを125〜8000Hzの7段階から選択できる
エミュレーション カスタマイズタブのゲームパッド入力設定。WASDキーなどをスティックやトリガーに割り当て、ゲームパッドの入力をエミュレートできる

 アクチュエーションタブではラピッドトリガーに加えて、同時押し時の挙動を制御する「スナップタップ」を最大4組まで設定できる。「Continuous Rapid Trigger」や「Snap Flex」といった発展的な機能も備えており、競技向けの調整項目は一通りそろっている。

アクチュエーション Synapseのアクチュエーションタブ。ラピッドトリガーの有効化や、最大4組まで設定できるスナップタップを管理する
アクチュエーション Synapseではアクチュエーションポイントを0.1〜4.0mmの範囲でキーごとに調整できる。スナップフレックス機能も備えている

 その名の通り、ライティングタブではRGBバックライトの調整を行える。本製品は「Razer Chroma RGB」に対応しており、他の対応デバイスと統一感のある設定も可能だ。

ライティング ライティングタブでは、RGBライティングの輝度や発光効果を細かく調整できる

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