Huntsman V3 Tenkeyless 8KHzの核となるのが、第2世代のRazer アナログオプティカルスイッチだ。光学式で押下深度をリアルタイムに検知する仕組みで、物理接点を持たないためチャタリングが起きない。
押下圧は約40gで、キーストローク寿命は公称1億回となっている。「Nキーロールオーバー」と「アンチゴースト」にも対応する。
打ち心地は良好で、適度な重さを感じつつもきびきびとタイプできる。スイッチのブレも少なく、多少斜めに押し込んでもしっかり押せるのは好印象だった。
タイプ音はカチャカチャ系で割と響くものの、ヘッドフォンやイヤフォンをしてゲームをするなら気にならないだろう。
アクチュエーションポイントは0.1〜4.0mmの範囲でキーごとに調整可能で、出荷時は全てのキーが「2.0mm」に設定されている。浅めに設定すると、軽く触れた程度でも反応し、非常に速くタイプできる。キーを離した瞬間に入力がリセットされるラピッドトリガーにも対応しており、実際にFPS(一人称視点シューティング)ゲームで使ってみたところ、普段使っているラピッドトリガー対応キーボードと遜色なかった。
ポーリングレートは最大8000Hzまで対応する。公称の実効レイテンシー(遅延)は平均0.58ミリ秒とされる。正直なところ、筆者の感覚では1000Hzとの体感差はあまりなかったが、レイテンシが短くなること自体、基本的にはメリットとなる。
Huntsman V3 Tenkeyless 8KHzはメモリを内蔵しており、プロファイルを最大6つ保存できる。ただし、うち2つは変更不可のプリセットとなる。
メモリ内蔵のゲーミングキーボードは、PCの専用アプリで設定したプロファイルを保存して使うものが一般的だが、本製品の場合、ユーティリティーアプリ「Razer Synapse」はもちろん、本体だけでもアクチュエーションポイントやラピッドトリガーを設定できる点が特徴だ。
アクチュエーションポイントの調整具合は、数字キーの点灯で把握できる。
より細かい設定を行う場合は、Razer Synapseを使う必要がある。本製品の設定タブは「カスタマイズ」「アクチュエーション」「ライティング」の3つに整理されている。
カスタマイズタブでは、ポーリングレートを125/250/500/1000/2000/4000/8000Hzの7段階から選べる。ユニークなポイントとしては、ゲームパッドのエミュレーション機能も備えており、WASDキーを「左スティック」に、「Q」「E」キーを左右のトリガーに割り当てることが可能だ。アナログ入力に対応するキースイッチを生かした仕組みだ。
アクチュエーションタブではラピッドトリガーに加えて、同時押し時の挙動を制御する「スナップタップ」を最大4組まで設定できる。「Continuous Rapid Trigger」や「Snap Flex」といった発展的な機能も備えており、競技向けの調整項目は一通りそろっている。
その名の通り、ライティングタブではRGBバックライトの調整を行える。本製品は「Razer Chroma RGB」に対応しており、他の対応デバイスと統一感のある設定も可能だ。
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