子供にiPadを渡し、知育アプリや動画を見せる光景は、今や日常のものとなった。しかし実のところ、保護者の心中は穏やかではない。ずっしりと重く、表面がツルツルとしたアルミボディーは子供の小さな手から滑り落ちやすく、フローリングへの落下や角をぶつけることによるディスプレイ割れのリスクが常に付きまとう。さらに、おやつを食べた手で触ったり、なめたりすることを考えると、衛生面や素材の安全性への不安も拭えない。
子供が安心して扱えるタフな仕様と、思わず手に取りたくなる遊び心を両立させた選択肢として登場したのが、Belkinの「ディズニー『トイ・ストーリー5』「リリーパッド」 ストラップ付き iPadケース(iPad 第10世代・第11世代対応)」(以下、Lilypadケース)だ。製品名の通り、第10世代(A14)と第11世代(A16)のiPadに対応する。Amazonでの販売価格は、執筆時点で6720円となっている。
今回、このLilypadケースをメーカーから借用する機会を得た。筆者のiPad(第11世代)に実際に装着し、使い勝手や注意点を紹介していく。
本製品は、ディズニーの最新作『トイ・ストーリー5』に登場する子供向けのカエル型タブレット「Lilypad」をモチーフにした公式ライセンスケースである。上部に飛び出した大きな目玉やユーモラスな表情、鮮やかなグリーンのボディーが目を引く。iPadを装着すれば、まるで作品の中から抜け出してきたかのような姿になり、子供の興味を強く引きつけるだろう。
保護性能の要となるボディーには、軽さと高いクッション性、柔軟性を兼ね備えたEVAフォーム素材をふんだんに使い、肉厚に仕上げている。外周部は分厚く、エッジは丸みを帯びた形状だ。カーペットに限らず、硬い床の上に落としても衝撃をフォーム全体で吸収/分散するため、iPad本体はもちろん、フローリングの床も傷つきにくい。
背面上部には、小さな手でも握りやすい伸縮性のキャリングハンドルを備えており、家の中で部屋から部屋へ気軽に持ち運べる。外出時には付属のストラップを取り付ければ、ショルダーバッグのように肩から提げられる。肉厚なボディーのおかげで、グリップ部分がつかみやすいのも特長だ。
背面にはキックスタンドを内蔵している。しっかりとした固さがあるため、動画視聴時はもちろん、画面を頻繁にタッチするインタラクティブな教育アプリの利用時でも、iPadが倒れる心配はない。
機能面だけでなく、素材面でも安全性に配慮している。幼い子供が日常的に触れても安心な“無毒性素材”を採用しているほか、表面には防汚加工を施しており、食べこぼしや皮脂汚れもさっと水拭きするだけで清潔に保てる。
iPadをすっぽりと覆う形状のため、「音量はどうやって調整するのか」「トップボタン(Touch IDセンサー)にはどうアクセスすればよいのか」「充電はできるのか」といった点が気になるだろう。
その点は心配無用だ。トップボタンにアクセスするための“キャップ”や押しやすい音量ボタン、充電ポート用のホールがきちんと備わっている。
なお、後述するプラスチックケースを取り外した状態で、ケース単体の質量は約738gだった。
それでは、早速iPadを取り付けていこう。
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