電気自動車の普及が始まっているが、さらに普及を進めるには、どこでも簡単に充電できる環境を整備する必要がある。富士電機は充電を簡単にする課金装置を発売した。
富士電機は、電気自動車用急速充電器向け課金装置の新製品を発売した(図1)。業界で初めてコインでの支払いに対応した点が特長。価格は600,000円。ユーザーは特別な会員登録などをすることなく、充電器を利用できるようになる。設置する事業者は、クレジットカード決済システムなどを導入する必要がなくなり、設置、運用コストを抑えられる。
使用可能な貨幣は10円、50円、100円、500円。紙幣には対応しない。1回当たりの充電時間や利用料金を設定で変更できる。充電時間は最大60分、利用料金の上限は9,990円。
同社が販売しているすべての電気自動車用急速充電器に取り付け可能。既存の充電器に、後から取り付けることもできる。
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