日本の主要家電メーカー各社は、日本電球工業会が定めた「JEL801」規格に準拠した直管形LEDランプの開発を続けている。パナソニックは同社が販売しているすべての直管形LEDランプを使用できる照明器具を発売した。
パナソニック エコソリューションズ社は、JEL801規格準拠の直管形LEDランプに対応する照明器具「起動方式LEタイプ」58製品を発売した。従来は、調光機能と使用開始時に明るすぎるときの補正機能を搭載した「起動方式LHタイプ」と、暗めの直管形LEDランプ専用の「起動方式LPタイプ」の2種類の器具を発売していたが、それぞれ異なる種類の直管形LEDランプの対応していた。
起動方式LEタイプは、パナソニック エコソリューションズ社が発売するすべての直管形LEDランプを利用できるようにした製品だ。LHタイプが搭載していた調光機能と使用開始時に明るすぎるときの補正機能は搭載しないが、その分価格を下げた。図1の富士型器具2灯用ならば、照明器具だけの価格は1万2500円(税抜:ランプ別売り)。富士型器具2灯用のLHタイプの価格は1万5500円。およそ2割引という計算になる。
起動方式LEタイプでは、図1の富士型器具2灯用など58の製品を用意する(図2)。価格は9500円〜61500円(税抜:ランプ別売り)。
使用できるランプの明るさは3400lm、2600lm、2400lm、2000lm、1400lmの5種類。自然光が強く当たる場所は弱めの光、細かい作業をする場所には強い光という具合にランプを選べる。
光色は昼光色(6500K)、昼白色(5000K)、白色(4000K)、温白色(3500K)、電球色(3000K)の5種類から選べる(図3)。ただし、これは2600lmの製品のみ。ほかの製品では、昼白色と白色の2種類から選ぶことになる。
起動方式LEタイプの発売に合わせて、直管形LEDランプの新製品も発売する。新たに発売するランプは4種類。明るさが2600lmで、光色が昼白色(5000K)と白色(4000K)のものと、明るさが2400lmで光色が昼白色(5000K)と白色(4000K)のもの。価格は2600lmのものが1万2000円(税抜)で、2400lmのものが9500円(税抜)。2400lmの昼白色タイプを10月1日に発売し、ほかの製品は10月22日に発売する。
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