福岡市は市の中心部を走る3つの通りを照らす道路照明を水銀灯からLED照明に切り替える。約250台の照明を入れ替えることで、電力使用量と電気料金を1/3に圧縮できる。
照明を入れ替える通りは渡辺通り、明治通り、大博通り。どの通りも市の中心部を走っており、道幅はかなり大きい。
照明を入れ替える範囲は、渡辺通りの天神橋口交差点から渡辺通り4丁目交差点にある41台の照明と、明治通りの呉服町交差点から天神西交差点の間にある80台の照明、さらに大博通りの呉服町交差点から博多駅交通センター前交差点にある105台の照明(図1)。入れ替え台数は合計で246台となる。
福岡市によると、道路照明が消費する電力は、福岡市の施設全体が消費する電力の8%を占めていたという。照明をLED化することで、これを3%まで下げられると見ているそうだ。
道路照明が消費する電力消費量だけを見ても、水銀灯からLEDに入れ替えるだけでおよそ1/3になるという。年間5億円かかっていた電気料金は1億6000万円まで圧縮できる。
照明の入れ替えは大博通りから始める。2013年の2月4日の23時から工事を始める予定。続いて、渡辺通りの照明入れ替えを2013年2月中旬以降に始める。明治通りの工事は2013年4月以降となりそうだ。
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