夏を前にしてLED照明を導入して消費電力量を削減しようという動きが目立つようになってきた。レストランチェーンを経営するすかいらーくは2049店舗に直管形のLED照明を導入する。節電効果は電気代にして少なくとも1億円以上になる見込み。
すかいらーくは同社が経営するレストランチェーン「ガスト」「バーミヤン」「ステーキガスト」「グラッチェガーデンズ」「おはしカフェ・ガスト」「旨っカルビ」の全店舗(合計2049店舗)と本社オフィスに直管形LED照明を導入する。導入する製品はロームの製品で、本数は合計でおよそ6万本になる。
すかいらーくでは2011年から店舗の客席部分にLED照明を導入しており、年間の電気代をおよそ4億円削減することに成功している。今回は店舗の中でも厨房部と、本社オフィスの天井照明に直管形LED照明を導入する(図1)。厨房部の照明をLED照明にするだけでも、同社が年間で負担している電気料金の1.2%を削減できるという。金額にすると節減効果はおよそ1億円。今回は本社オフィスにもLED照明を導入するので、電気料金節減効果はさらに高くなる。
今回導入する製品はロームの直管形LEDランプ2種類。40W型蛍光灯に相当する大きさの「R-FAC40BN1」と、110W型蛍光灯に相当する大きさの「R-FDC11BN1WP1」。消費電力は前者が22Wで、後者が46W。光束は前者が1980lmで、後者が4280lm。寿命はどちらも4万時間。
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