b.750lx
オフィスの机上の明るさについては、JIS規格が基準を定めている。JIS Z91110の「事務所の照度基準」は、パソコンのキーボードを操作するような事務所では、机上の照度は750lx(ルクス)以上でなければならないと定めている。
照明を間引くと節電にはなるが、机上に届く明かりは確実に少なくなる。すると、JIS規格で定めた750lxという基準を満たせなくなる可能性が高い。
天井照明を減らしても、机上の明るさを確保する方法が「タスク・アンビエント照明」だ。空間を照らす天井照明を暗めにして、机上は近距離からタスクライトで照らし、十分な明るさを確保するという方法だ。
この図を見ると、従来の照明では天井照明だけで机上を十分明るくしなければならないことが分かる。天井から机上までの距離を考えると、電力の無駄遣いとも言える。照明の節電に悩んでいる人はタスク・アンビエント照明から試してみてはいかがだろうか。
節電に成功しても、不快と感じる照明環境は失敗作
なるべくお金をかけないで済ませる、照明の節電対策5つのポイント
タスク・アンビエント照明の活用で、40%以上の節電に成功
照明を効率良く使う方法「タスク・アンビエント照明」
関電管内で一昨年比33.6%の節電に成功、蓄電池を利用したピークシフトも奏功Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10