研究開発は2つの事業に分かれる。「小形風力発電部品標準化」事業では、国内外の規格を調査して、設計要件を抽出。部品の設計、試作、性能評価を進める。もう1つの事業で進めるフィールド試験評価を反映して、最終的な標準仕様を定める流れだ。
「小形風力発電部品実証研究」事業では試作した部品を実機に組み込み、実証フィールドでシステム性能やコンポーネント性能を評価する。
2014年12月17日には2つの事業の委託予定先を発表した。小形風力発電部品標準化は委託事業として進め、NEDOが費用を100%負担する。委託先は日本小形風力発電協会の他、東京理科大学、三重大学、東京大学、金沢大学、産業技術総合研究所だ。
小形風力発電部品実証研究はNEDOとの共同研究として進めるため、NEDOの費用負担は3分の2。日本小形風力発電協会の他、安川電機、東洋電機製造、ダイナックス、デンロコーポレーション、内田鍛工と共同研究を進める。
「それぞれ、1〜2カ月後に契約が成立する見込みだ。成立時に正式な採択となり、その後、委託先ごとの研究担当範囲を公表する」(NEDO新エネルギー部)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.