「Looopでんき」のもう1つの特徴が「自然派」である点だ。同社は「自然エネルギーの電力会社」を目指しており、自然エネルギーで発電した電力を売るということを目標にしている。
現状では、再生可能エネルギーは他の電力の賦課金で補助を受けており「自然なエネルギー」とは必ずしもいえないが、同社では、電源構成の内訳を明らかにし、「自然由来」の電源については比率を、計画値として示している。2016年の4月1日〜9月30日までの計画値は、再生可能エネルギーが6%、FIT電気20%、その他の電気を74%としており、約4分の1が再生可能エネルギーとして発電された電力であるというわけだ。
小嶋氏は「計画値であるので当然変動はするが『自然派』を掲げているので、自然エネルギーによる電力調達の比率をできる限り下げないように、調達を強化していく。当社が発電設備を納入した120MWの顧客層などを中心にさまざまな取り組みを進めていく」と述べている(図5)。
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