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» 2016年05月02日 09時00分 公開

スマートシティ:「ネット・ゼロ・エネルギー」の街が誕生、3つの電池で実現 (2/3)

[陰山遼将,スマートジャパン]

太陽光発電所も設置、公園に防災機能を集約

 住宅街区に出力10kW(キロワット)の太陽光発電所も設置する。名称は「まちの太陽光発電所」で、その名の通り発電した電力は住宅街区のなかでさまざまな方法で活用していく(図3)。

図3 「まちの太陽光発電所」による電力供給のイメージ 出典:大和ハウス工業

 その活用方法の1つが、住宅街区の公園に設置する防災設備での利用だ。公園内にはリチウムイオン蓄電池を設置し、発電した電力を充電しておくことで防災時に利用できるようにする。

 この他にも公園内に防災備蓄倉庫、コトブキ製の「防災パーゴラ(日陰棚)」、非常時には簡易トイレになる「トイレベンチ」なども設置し、公共施設と連携する街の災害対策拠点としての役割を持たせる(図4)。なお、住宅街区では電柱などの倒壊による二次災害を防ぐため、無電柱化も図る。

図4 公園内に設置する「防災パーゴラ」と「トイレベンチ」出典:大和ハウス工業

 こうしたエネルギー・防災に関する機能の他、防犯面についても配慮した街づくりを行う。街区内での犯罪抑止のため、外周道路からの進入箇所に防犯カメラを設置するとともに、LED照明の街路灯を設置する。これらの設備にも太陽光発電で発電した電力を活用する。この他、戸建住宅の電気錠玄関ドアやインターホンと連動して、子どもの帰宅をメールで通知するシステムなども導入する計画だ。

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