消費電力以外にも、データセンターとして複数の優位性をうたう。
IDC Japanの調査結果(図6)にあるように、データセンターや企業内のサーバルームのうち、2010年以降に運用を開始した施設の比率は5.0%と低い。古い設備が多いのだ。1ラック当たりに供給可能な電力量は4キロボルトアンペア以下が主流だ。こうなると、ラックにサーバを積み上げることができず、面積効率が悪くなる。機器の設置に余分な面積が必要になってしまう。
同様に、一般的なデータセンターの床耐荷重は1平方メートル当たり500キログラム程度(図7)。「ストレージ機器は重量が増える傾向にあり、2017年には2トンに達する高機能ストレージも登場する見込みだ。新設するデータセンターは、1ラック当たり30キロボルトアンペアの電力を供給可能であり、床耐荷重は1平方メートル当たり3トンだ。競争力がある」(同氏)。
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