新電力のアーバンエナジーが、法人・団体向けに再生可能エネルギー比率100%の電力プランの提供を開始。既にイケア・ジャパンが導入を決めた。
JFEエンジニアリングが100%出資する新電力会社のアーバンエナジー(横浜市)はこのほど、新たな電力メニュー「ゼロエミプラン」の販売を開始すると発表した。このプランは、再生可能エネルギー比率が100%で、CO2排出係数がゼロの電力を需要家に提供するもので、価格だけでなく環境価値も重視する企業や団体を対象にしている。
ゼロエミプランの提供に向けては、「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」を利用している再生可能エネルギー電源から電力を調達し、Jクレジットや非化石証書を購入して、環境価値を付加している。
同社の販売する電力は、都市ごみ焼却発電、バイオマス発電、太陽光発電などJFEエンジニアリングが建設、運営に関わる発電所から調達を行っており、既に全調達電力量の40%が再生可能エネルギー由来という。
近年、事業に使用する電力を再生可能エネルギー100%にする目標を掲げる国際イニシアチチブ「RE100」加盟する日本企業が増えるなど、再生可能エネルギーの活用ニーズが高まっている。ゼロエミプランはこうした企業・団体のニーズを受けたもので、既にイケア・ジャパンが運営する全ての施設に先行供給を開始している。
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