SBエナジーが開発を進めてきた「ソフトバンク浜松協和ソーラーパーク」が完成し、2018年8月1日から営業運転を開始。うなぎ養殖池の埋め立て跡地を活用したメガソーラーだ。
ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジー(エスビーエナジー、東京都港区)は、静岡県浜松市で「ソフトバンク浜松協和ソーラーパーク」の営業運転を2018年8月1日から開始したと発表した。
同太陽光発電所は「浜名湖」に近い浜松市西区に位置し、うなぎの養殖池の埋め立て跡地約1万2000平方メートル(約1.2ha)を利用した。出力規模は約1.0MW(メガワット)、年間予想発電量は一般家庭394世帯分の年間電力消費量に相当する約142万kWh(キロワット時)を見込む。設計、調達および工事監理業務をSBエナジーが行う。
なお、隣接地には。SBエナジーと三井物産が運営する「ソフトバンク浜松中開ソーラーパーク」もある。同じくうなぎ養殖池の埋め立て跡地約53万1000平方メートルを利用したメガソーラーで、発電所の出力規模は43.4MWと、静岡県内最大級の発電所となっている。年間発電量は約1.5万世帯分の年間使用電力量に相当する5万3924MWh(メガワット時)を見込む。
SBエナジーは今後も自然エネルギーの普及・拡大を目指し、太陽光発電をはじめとする自然エネルギー発電所の建設と運営を推進する計画だ。現在、秋田県三種町(ソフトバンク秋田琴丘ウインドファーム、予定出力規模7.5MW、運転開始予定時期2019年度中)、三重県志摩市(ソフトバンク三重志摩阿児ソーラーパーク、2.0MW、2019年3月中)、北海道八雲町(ソフトバンク八雲ソーラーパーク、102.3MW、2020年度中)、宮崎県国富町(ソフトバンク宮崎国富ソーラーパーク、22.4MW、2019年度中)、北海道安平町(ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク2、64.6MW、2020年度中)など、全国で複数の拠点を建設している。
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