エクソルが初期費用ゼロ円の住宅向け太陽光発電サービスの販売で、TEPCOホームテックと協業。両社の販路を活用して、住宅太陽光発電の普及に取り組む計画だ。
エクソル(京都市)とTEPCOホームテック(東京都墨田区)は2019年1月、初期費用なしで住宅に太陽光発電システムを設置できるサービス「のせトク?」の販売で協業すると発表した。
「のせトク?」は初期費用0円で太陽光発電システムや蓄電池などの省エネ機器を設置できるサービス。これまでエクソルが開発・販売を行ってきたサービスだ。既築・新築のどちらにも対応可能で、ユーザーは自家消費分で電気代を節約し、太陽光の余剰電力はFITを利用して売電する。こうして得られた経済メリットの一部を、太陽光発電システムの利用料としてTEPCOホームテックに支払う。導入した設備は契約が満了する10年後にユーザーに無償譲渡されるため、以降は利用料なしで利用できる。
ハウスメーカーやビルダーにとっては、太陽光発電システムの設置費用を住宅ローンの計算枠から切り離しつつ、ユーザーに対しては太陽光発電設備を備える付加価値が高い住宅を提案得きるメリットがあるとしている。
今回の提携によって、エクソルの協力販売会社1000社以上に加えて、TEPCOホームテックの持つ販路を利用して「のせトク?」の販売を行う。また、TEPCOホームテックは、太陽光発電と省エネ機器を組み合わせた商品の販促を拡大し、まずは関東エリアで提携店などと協力して営業を進めた後、全国エリアに拡大する予定だ。
さらに今後は、企業のESG、SDGsなどの取り組みが拡大していることに伴う太陽光発電の自家消費ニーズの高まりに応えるため、「のせトク?」のスキームを工場や大型店舗などの産業用途にも展開する予定としている。
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