東北電力は、新潟県と佐渡市の協力のもと、新潟県佐渡島で家庭用太陽光発電の有効活用への取り組みを開始する。電力計測手法とブロックチェーン技術を用いた記録手法や蓄電池の制御方法、共有蓄電池を用いたビジネスモデルを検討する。
東北電力は2019年11月27日、新潟県と佐渡市の協力のもと、新潟県佐渡島で家庭用太陽光発電の有効活用に向けての取り組みを同日より開始すると発表した。電力計測手法とブロックチェーン技術を用いた記録手法や蓄電池の遠隔制御方法、共有蓄電池を用いたビジネスモデルを検討する。
具体的には、佐渡島内で太陽光発電を設置している顧客を対象にモニターとしての協力を募り、太陽光の発電量や電気使用量を計測する電力センサーを取り付け、計測値をブロックチェーン技術を用いて記録する。
また、複数の顧客が仮想的に使用できる共有の蓄電池を設置し、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電し、必要な時間帯に放電するサービスのシミュレーションも行う。蓄電池は東北電力佐渡電力センターに設置するものを活用する。
実証期間は2021年3月31日までを予定している。モニターには、家庭用蓄電池に関するアドバイスや電力見える化サービスを無償で提供する。
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